2.87 DB_FLASH_CACHE_FILE

DB_FLASH_CACHE_FILEには、データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュで使用できるように、フラッシュ・メモリーのファイル名、またはフラッシュ・メモリーのコレクションを表すディスク・グループを指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

DB_FLASH_CACHE_FILE = filename [,filename]... | disk group

デフォルト値

デフォルト値はありません。

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

いいえ

基本

いいえ

フラッシュ・メモリー・デバイスに対して、最大16個のファイル名を指定できます。たとえば、3個のフラッシュRAWデバイスがある場合、次のように指定します。

db_flash_cache_file = /dev/raw/sda, /dev/raw/sdb, /dev/raw/sdc

このパラメータを指定する場合は、DB_FLASH_CACHE_SIZE初期化パラメータも同時に指定します。

TDE暗号化を使用したデータベース・スマート・フラッシュ・キャッシュの有効化

TDE暗号化を使用してデータベース・スマート・フラッシュ・キャッシュを有効にする場合は、WALLET_ROOTおよびTDE_CONFIGURATION初期化パラメータを使用してウォレットを追加で構成する必要があります。

スマート・フラッシュ・キャッシュは、TABLESPACE_ENCRYPTIONの設定に基づいて、次の動作でブロックを暗号化します:

  • TABLESPACE_ENCRYPTIONAUTO_ENABLEに設定されている場合、すべてのバッファはフラッシュ・キャッシュで暗号化されます。Oracle Cloud Infrastructure (OCI)では、TABLESPACE_ENCRYPTIONAUTO_ENABLEに設定する必要があります。

  • TABLESPACE_ENCRYPTIONMANUAL_ENABLEに設定されていて、ブロックが暗号化された表領域に属している場合、バッファはフラッシュ・キャッシュで暗号化されます。MANUAL_ENABLEは、オンプレミス・データベースのデフォルトです。

  • TABLESPACE_ENCRYPTIONDECRYPT_ONLYに設定されている場合、すべてのバッファは暗号化されずにフラッシュ・キャッシュに書き込まれます。

関連項目: