2.392 SQL92_SECURITY
SQL92_SECURITYにより、DELETE文、INSERT文、MERGE文またはUPDATE文で特定の句を指定するためにユーザーに表に対するSELECT権限が必要かどうかを指定します。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
ブール値 |
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デフォルト値 |
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変更可能 |
いいえ |
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PDBで変更可能 |
はい |
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値の範囲 |
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基本 |
いいえ |
SQL標準では、セキュリティ管理者は、特定の句で表の列値を参照するDELETE、INSERT、MERGEまたはUPDATE文の実行時に、ユーザーが表に対するSELECT権限を持っていることを要求できる必要があると規定されています。この要件は、SQL92_SECURITYがTRUEに設定されている場合に適用されます。
値:
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TRUE-
次の場所でターゲット表の列を参照するには、そのターゲット表に対する
SELECT権限がユーザーに必要です:-
DELETE文またはUPDATE文のWHERE句 -
UPDATE文のSET句での割当ての右辺 -
DELETE文、INSERT文またはUPDATE文のRETURNING句
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RETURNING句を指定するには、ユーザーはMERGE文のソース表およびターゲット表に対するSELECT権限を持っている必要があります。 -
DELETE句、またはWHENMATCHEDTHENUPDATE句のWHERE句を指定するには、MERGE文のターゲット表に対するSELECT権限が必要です。
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FALSE-
DELETE文のターゲット表に対するDELETE権限があるユーザーは、DELETE文のWHERE句においてターゲット表の列を参照できます。 -
UPDATE文のターゲット表に対するUPDATE権限があるユーザーは、UPDATE文のWHERE句、またはSET句の割当ての右辺で、そのターゲット表の列を参照できます。 -
DELETE、INSERTまたはUPDATE文のターゲット表に対するREADまたはSELECT権限を持つユーザーは、RETURNING句でターゲット表の列を参照できます。 -
MERGE文のソース表およびターゲット表に対するREADまたはSELECT権限を持つユーザーは、RETURNING句を指定できます。 -
MERGE文のターゲット表に対するDELETE権限を持つユーザーは、DELETE句を指定できます。 -
MERGE文のターゲット表に対するUPDATE権限を持つユーザーは、WHENMATCHEDTHENUPDATE句のWHERE句を指定できます。
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