2.413 THREADED_EXECUTION
THREADED_EXECUTIONには、マルチスレッドのOracle Databaseモデルを使用可能にするかどうかを指定します。
| 特性 | 説明 |
|---|---|
|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
|
デフォルト値 |
UNIXおよびLinuxの場合: Windowsの場合: |
|
変更可能 |
いいえ |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
|
値の範囲 |
|
|
基本 |
いいえ |
|
Oracle RAC |
指定する場合は、すべてのインスタンスが同じ値を使用する必要がある。 |
UNIXおよびLinuxでのTHREADED_EXECUTION
Oracle Database 12cでは、UNIXおよびLinuxシステムで実行されるRDBMSインスタンスにTHREADED_EXECUTION初期化パラメータが導入されました。このようなインスタンスでは、THREADED_EXECUTIONのデフォルト値はfalseです。このパラメータをtrueに設定すると、マルチスレッドのOracle Databaseモデルが可能になり、それによってUNIXおよびLinux上のOracleプロセスが独立したアドレス領域でオペレーティング・システム・スレッドとして実行可能になります。
デフォルトでは、UNIXおよびLinux上の一部のバックグラウンド・プロセスでは常にスレッド化された実行が使用され、残りのOracleプロセスはオペレーティング・プロセスとして実行されます。したがって、Oracleプロセスは、必ずしもオペレーティング・システム・プロセスと同等ではありません。
ノート:
UNIXまたはLinuxシステムで実行されているRDBMSインスタンスでTHREADED_EXECUTION = trueの場合、オペレーティング・システム認証はサポートされません。この場合、クライアント・プロセスがオペレーティング・システム認証(たとえば、CONNECT / AS SYSDBAまたはCONNECT /)を使用してRDBMSインスタンスに接続しようとすると、ORA-01017: 資格証明が無効であるか、権限がありません。ログオンは拒否されましたというエラーが発生します。かわりに、クライアント・プロセスでは、ローカル・データベース・パスワード認証またはTCPSなどの外部認証方法を使用して、RDBMSインスタンスに接続できます。
従来の監査を使用している場合は、監査ファイルに記録されたIPCキー情報を使用したオペレーティング・システム認証が可能です。これはBequeath (ローカル)接続にのみ適用され、リモート・ホスト上のクライアントはオペレーティング・システム認証を使用できません。
また、UNIXまたはLinuxシステムで実行されているRDBMSインスタンスでTHREADED_EXECUTION = trueに設定されている場合は、listener.oraファイルにDEDICATED_THROUGH_BROKER_listener-name=ONパラメータを追加する必要があり(listener-nameはOracle Netリスナーの名前)、LOCAL_LISTENER初期化パラメータにインスタンス・サービスに対応するTNS名エントリを設定する必要があります。これにより、リスナーからインスタンスへの接続を要求された場合に、サーバーはスレッドを起動できるようになります。
WindowsでのTHREADED_EXECUTION
Oracle Database 21c以降、THREADED_EXECUTION初期化パラメータがMicrosoft Windowsで実行されるRDBMSインスタンスでサポートされます。このようなインスタンスでは、このパラメータはデフォルト値のtrueに設定したままにする必要があります。Windowsで実行されているRDBMSインスタンスで、このパラメータをfalseに設定することはサポートされていません。このパラメータの導入によって、Windows上のOracle Databaseのスレッド・モデルは変更されません。以前のリリースと同様に、Windows上のRDBMSインスタンスは、単一のマルチスレッド・オペレーティング・システム・プロセスを持つサービスです。ただし、Oracle Database 21c以降では、V$PROCESSビュー、専用接続ブローカおよびトレース・ファイルのネーミングへの変更があります。これらの変更の詳細は、Oracle AI Database管理者リファレンスfor Microsoft Windowsを参照してください。
ノート:
UNIXおよびLinuxシステムとは異なり、WindowsでTHREADED_EXECUTION = trueの場合、オペレーティング・システム認証がサポートされます。
関連項目:
-
マルチスレッドOracle Databaseモデルの詳細は、Oracle AI Database概要を参照
-
マルチスレッドOracle Databaseモデルが有効化されている場合にオペレーティング・システム・プロセスではなくスレッドとして実行されるバックグラウンド・プロセスの詳細は、表F-1を参照
-
listener.oraファイル内のDEDICATED_THROUGH_BROKER_listener-nameパラメータの詳細は、Oracle AI Database Net Servicesリファレンスを参照 -
Oracle Netリスナーの概要は、Oracle AI Database Net Services管理者ガイドを参照してください