FISCAL

目的

会計ファンクションは、会計開始日でオフセットした標準グレゴリオ暦内で指定されたレベルのメンバーを一意に識別するVARCHAR2値を戻します。

会計ファンクションは、特定のレベルの暗黙的階層内のメンバーを一意に識別するVARCHAR2値を戻します。このため、NLS_DATE_FORMATNLS_TIMESTAMP_FORMATおよびNLS_TIMESTAMP_TZ_FORMATはこれらのファンクションには適用されません。それぞれに独自のデフォルト書式があります。これらのファンクションは、NLS_DATE_LANGUAGEの設定を尊重します。

  • dtexprは、DATETIMESTAMPTIMESTAMP WITH TIME ZONETIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEのいずれかの型(または暗黙的にDATEに変換できる任意の値)を持つ日時式です。

  • fmtは、書式文字列を表すテキスト式です。すべての場合で、書式指定子の大文字と小文字の区別は、TO_CHARと同じ動作に従います。たとえば、MONは省略形式の月を大文字で指定し(例: JAN)、monは省略形式の月名を小文字で指定し(例: jan)、Monは省略形式の月名を先頭大文字(例: Jan)で指定します。

  • nlsparamは、NLSパラメータ設定を表すテキスト式です。現在サポートされているパラメータはNLS_DATE_LANGUAGEのみで、TO_CHARおよびTO_DATEと同じ方法で指定されます。

  • すべての会計ファンクションは、会計年度の開始の月と日を定義するオプションのfiscal_year_startパラメータを取ります。

    fiscal_year_startパラメータが指定されている場合、これは会計年度の最初の日を表すDATETIMESTAMPTIMESTAMP WITH TIME ZONEまたはTIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE型の式です。月および日以外のすべてのコンポーネントは無視されます。

    fiscal_year_startファンクションの引数が指定されていない場合は、CALENDAR_FISCAL_YEAR_STARTシステム/セッション・パラメータの値が使用されます(指定されていない場合は、デフォルトで1月1日になります)。CALENDAR_FISCAL_YEAR_STARTシステム/セッション・パラメータは、NLS_DATE_FORMATを使用してDATEに変換されるテキスト値です。オプションの2番目のパラメータ値は、次のような明示的な書式を使用するように指定できます:

    ALTER SESSION SET CALENDAR_FISCAL_YEAR_START = '01-JUN-2025', 'DD-MON-YYYY'

会計ファンクションの書式

次の表に、各ファンクションの書式文字列を示します。必要な書式は書式文字列のどこかに指定する必要があり、存在しない場合はエラーが発生します。オプションの書式は、書式文字列で指定できます。他のすべての書式指定子は禁止されており、含まれる場合はエラーが発生します。デフォルトの書式文字列は、FYという接頭辞が付いた年を持つカレンダ階層の文字列と似ています。

表7-6 会計ファンクションの書式

ファンクション 必要な書式 オプションの書式 デフォルト書式文字列

FISCAL_YEAR

YYYYまたはSYYYY

なし

"FY"SYYYY

例: FY2024

FISCAL_QUARTER

YYYYまたはSYYYY

Q

なし

"Q"Q-"FY"SYYYY

例: Q1-FY2024

FISCAL_MONTH

YYYYまたはSYYYY

MM、mon、MONTHのいずれか

Q

MON-"FY"SYYYY

例: JAN-FY2024

FISCAL_WEEK

YYYYまたはSYYYY

WW

なし

"W"WW-"FY"SYYYY

例: W01-FY2024

FISCAL_DAY

YYYYまたはSYYYY

  • WWおよび次のいずれか:
    • DY
    • DAY
  • DDおよび次のいずれか
    • MM
    • MON
    • MONTH
  • DDD

Q

DD-MON-"FY"SYYYY

例: 01-FYJAN-2024

会計ファンクションの書式の説明

次の表に、会計階層の書式指定子の解釈を示します。すべての数値書式は会計年度の開始を基準としており、会計年度と月はそれぞれ関連する会計年度または月の最終カレンダ日によって決定されることに注意してください。MONMONTHDYおよびDAYの大文字化ルールは、すべて小文字(month => juneなど)、大文字(MONTH => JUNEなど)および先頭大文字(Month => Juneなど)に関して他の場所(TO_CHARなど)での使用方法に従います。

表7-7 会計ファンクションの書式の説明

書式指定子 説明

YYYY

会計年度の最終日の4桁のカレンダ年(正の年のみサポート)。たとえば、会計年度が6月1日に開始する場合、2024年6月1日は2025年となります。

SYYYY

会計年度の最終日の4桁のカレンダ年で、BC年は負数になります。

Q

会計年度の四半期(1から4)。四半期1は会計年度の開始を表します。たとえば、会計年度が6月1日に開始する場合、6月1日は四半期1になります。

MM

年の月(1から12)。2桁で、会計月の最終日の関連カレンダ月を表します。たとえば、会計年度が6月15日に開始する場合、6月20日は月07になります。

MON

月の名前の省略形。月名は、会計月の最終日のカレンダ月によって決まります。たとえば、会計年度が6月15日に開始する場合、6月20日は月JULになります。

MONTH

月の名前。月名は、会計月の最終日のカレンダ月によって決まります。たとえば、会計年度が6月15日に開始する場合、6月20日は月JULYになります。

WW

週番号(1から53)。2桁で、週1は会計年度の開始を表します。たとえば、会計年度が6月1日に開始する場合、6月1日は週1になります。

DY

曜日の省略形

DAY

曜日

D

曜日(1から7)。NLS_TERRITORYによって異なります

DD

日付(1から31)。2桁で、日1は会計月の最初の日を表します。たとえば、会計年度が6月15日に開始する場合、6月20日は(7月の)日6になります。

DDD

年の日(1から366)。3桁で、日1は会計年度の最初の日を表します。