2.1.6 Exascaleのインテリジェントな空き領域の管理
Oracle Exadata System Softwareリリース25.2.0以降、Exascaleでは、あらゆるストレージ・プールを監視して、ディスク障害が発生した場合に完全なデータ冗長性をリストアするのに十分な空き領域があることを保証します。すべてのディスクが正常な状態であるときに、使用可能な空き領域が最小要件を下回った場合は、低領域アラートが発行され、ディスクに障害が発生すると冗長性が損なわれることを警告します。
さらに、冗長性をリストアするのに十分な領域がないときにディスクに障害が発生した場合は、ディスク障害によってトリガーされた再構築操作が自動的に一時停止されます。この一時停止により、管理者はストレージ領域を追加したり、不要なファイルを削除できます。その後、ストレージ・プールに必要な空き領域が含まれるようになると、Exascaleは自動的に再構築を再開して完全なデータ冗長性をリストアします。