4.2.1.4.1.2 オンプレミス・データベース用のLinux向けOML4Pyクライアントのインストール

オンプレミスOracle AI Databaseで使用するためにLinux向けOML4Pyクライアントをインストールする手順です。

前提条件

オンプレミスOML4Pyクライアントをダウンロードしてインストールするには、次が必要です。

OML4Pyクライアントを使用してオンプレミスOracle AI Databaseに接続するには、次が必要です:

  • Oracle Instant Clientをクライアント・マシンにインストールする必要があります。
  • OML4Pyサーバーをオンプレミス・データベース・サーバーにインストールする必要があります。

OML4Pyクライアント・インストール・ファイルのダウンロードおよび抽出

OML4Pyクライアント・インストールファイルをダウンロードして抽出するには、次を実行します。

  1. クライアント・インストールzipファイルをダウンロードします。
    1. Oracle Technology Networkの「Oracle Machine Learning for Python Downloads」ページにアクセスします。
    2. ライセンス契約に同意し、Oracle Machine Learning for Python Downloads (v2.1.1)を選択します。
    3. Oracle Machine Learning for Python Client Install for Oracle AI Database on Linux 64 bitを選択します。
    4. zipファイルをアクセス可能なディレクトリに保存します。
  2. zipファイルをダウンロードしたディレクトリに移動し、ファイルを解凍します。
    oml4py-client-linux-x86_64-2.1.1.zip

    clientというサブディレクトリに内容が抽出され、次の5つのファイルが格納されています。

    • client.pl
    • OML4PInstallShared.pm
    • client/ oml-2.1.1-cp313-cp313-linux_x86_64.whl
    • client/slim/oml-2.1.1-cp313-cp313-linux_x86_64.whl
    • client/oml4py.ver
  3. 次のコマンドを使用して、OML4Pyクライアント・パッケージをインストールします:
    pip3 install client/oml-2.1.1-cp313-cp313-linux_x86_64.whl

クライアント・インストールPerlスクリプトのオプションの引数の表示

解凍したクライアント・フォルダの上のディレクトリで、--helpオプションを指定してクライアント・インストールPerlスクリプトを実行し、クライアント・インストールPerlスクリプトの引数を表示します。

次のコマンドは、使用可能なインストール・オプションを表示します。

perl -Iclient client/client.pl --help
Oracle Machine Learning for Python 2.1.1 Client.

Copyright (c) 2018, 2024 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
Usage: client.pl [OPTION]...
Install, upgrade, or uninstall OML4P Client.

  -i, --install install or upgrade (default)
  -u, --uninstall uninstall
  -y never prompt
  --ask interactive mode (default)
  --no-embed do not install embedded python functionality
  --no-deps turn off dependencies checking
  --target <dir> install client into <dir>

デフォルトでは、インストール・スクリプトによってEmbedded Python Executionモジュールがインストールされます。このモジュールをインストールしない場合は、--no-embedフラグを使用します。

また、デフォルトでは、インストール・スクリプトによってOML4Pyクライアントが必要とする各サポート・パッケージの有無とバージョンがチェックされます。必要なパッケージが存在しないか、バージョン要件を満たしていない場合、インストール・スクリプトはエラー・メッセージを表示して終了します。--no-depsフラグを使用すると、クライアント・インストールでの依存性チェックをスキップできます。ただし、omlモジュールを使用するには、すべてのサポート・パッケージの受入れ可能なバージョンをインストールしておく必要があります。

必要な依存性のリストは、オンプレミス・データベース用のLinuxに必要なサポート・パッケージのインストールを参照してください。

OML4Pyクライアント・インストール・スクリプトの実行

OML4Pyクライアントをインストールするには、次を実行します。

  1. 解凍したクライアント・フォルダの上のディレクトリで、このスクリプトを実行します。次のコマンドは、現行ディレクトリでPerlスクリプトを実行します。
    perl -Iclient client/client.pl
  2. Linux向けOML4Pyクライアントをインストールするには、まず、必要な依存関係(numpy 2.1.0pandas 2.2.3scipy 1.14.1matplotlib 3.10.0oracledb 3.3.0scikit_learn 1.6.1およびpackaging 24.2)がすでにインストールされていることを確認します。これらがインストールされている場合は、次を実行します:
    perl -Iclient client/client.pl -i
    OML4Pyとその依存関係の両方をインストールする必要がある場合は、oml4py-supporting-linux-x86_64-2.1.1.zipsupportingという名前のフォルダに解凍し、次を実行します:
    perl -Iclient client/client.pl -i --dep-pkgs supporting
  3. omlモジュールが正常にインストールされ、使用可能な状態であることを確認するには、Pythonを起動し、omlをインポートします。Linuxプロンプトで、python3.13と入力します。
    python3.13

    Pythonのプロンプトで、import omlと入力し、クライアント・バージョンを確認します。

    import oml
    oml.__version__

    出力は、次のようなものです。

    $ python3.13
    Python 3.13.5 (main, Dec 17 2025,19:37:22) 
    [GCC 8.5.0 20210514 (Red Hat 8.5.0-28.0.1)] on linuxType "help", "copyright",
    "credits" or "license" for more information.
    import oml
    oml.__version__
    '2.1.1'
  4. インストール・ディレクトリの場所を表示します。

    --target <dir>引数を使用しなかった場合、インストールされたomlモジュールは$PYTHONHOME/lib/python3.13/site-packages/の下に格納されます。ここでも、ターゲット・ディレクトリに対する書込み権限が必要です。

    Pythonでは、omlモジュールをインポートした後に、クライアントがインストールされているディレクトリを表示できます。Pythonプロンプトで次のように入力します。

    oml.__path__

OML4Pyサーバーへの接続

Pythonを起動し、omlをインポートし、適切なパスワード、ホスト名およびシステム識別子を使用してOML4Pyサーバーへの接続を作成します。次の例では、ユーザーとしてoml_userを使用しており、引数値の例を示しています。ユーザー名およびその他の引数値を、自身のユーザーおよびデータベースの値に置き換えてください。

import oml
oml.connect(user='oml_user', password='oml_user_password', host=myhost, 
            port=1521, service_name=myservicename)

接続後に、このマニュアルの例はいずれも実行できます。たとえば、例7-8を実行できます。

ノート:

Embedded Python Executionの例を使用するには、Embedded Python Executionオプションを有効にしたOML4Pyクライアントをインストールしておく必要があります。

自動機械学習(AutoML)の例を使用するには、サーバーで実行中の接続プールをoml.connect呼出しのautoml引数に指定する必要があります。