REST APIを使用したスナップショットの管理

Oracle Analytics CloudのREST APIを使用して、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)ストレージでのスナップショット(BARファイル)の作成、復元および管理をプログラムで実行できます。たとえば、定期的にバックアップ(スナップショット)を作成するスクリプトを作成できます。

注:

Oracle Analytics Cloudコンソールの「スナップショット」ページには、コンソールを使用して作成したスナップショットがリストされます。REST APIを使用して作成および登録したスナップショットは、「スナップショット」ページには表示されません。

次に、REST APIを使用した一般的なタスクの一部を示します。

タスク 説明 REST APIのドキュメント
前提条件の把握

前提条件の複数のタスクを把握して実行します。

REST APIを使用してスナップショットを管理するには、Oracle Analytics Cloudの管理者(BIサービス管理者)権限が必要です。

また、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Object Storageへのアクセス権と、スナップショットを格納するバケットの作成権限も必要です。具体的には、スナップショットを格納するストレージ・バケットに対して、次の権限が必要です: OBJECT_CREATEおよびOBJECT_OVERWRITE。また、Oracle Analytics Cloudがリソース・プリンシパル認証を使用してストレージ・バケットにアクセスできるようにするOCI IAMポリシーを設定する必要があります。

前提条件
OAuth 2.0トークン認証の把握 Oracle Analytics Cloudでの認証と認可は、Oracle Identity Cloud Serviceで管理されています。Oracle Analytics CloudのREST APIにアクセスするには、認可に使用するOAuth 2.0アクセス・トークンが必要です。 OAuth 2.0トークン認証
スナップショットの作成 ある時点でのシステムのコンテンツと設定をスナップショット(BARファイル)に取得し、そのスナップショットをクラウド・ストレージに保存して、Oracle Analytics Cloudに登録します。 スナップショットの作成(type=CREATE)
既存のスナップショットの登録 クラウド・ストレージに保存されている既存のスナップショットを、Oracle Analytics Cloudに登録します。 スナップショットの作成(type=REGISTER)
スナップショットからの復元 クラウド・ストレージのスナップショットを使用して、機能していた以前の状態にシステムを復元します。 スナップショットの復元
スナップショットの削除 不要なスナップショットをクラウド・ストレージから削除します。 スナップショットの削除
スナップショットの詳細の取得 クラウド・ストレージの1つまたはすべてのスナップショットの詳細を取得します。 スナップショットの取得

すべてのスナップショットの取得

スナップショットの作業リクエストのステータスの取得 REST作業リクエストのステータスをモニターします。 作業リクエスト・アイテムの取得