レポートの電子メール送信と配信のトラッキング

組織の内部または外部のユーザーにレポートを電子メール送信したり、エージェントを使用して他の様々なデバイスにレポートを送信します。定期的な日次または週次のレポートにより、すべてのユーザーを最新の状態に保持します。

1回のみ、週次または日次のレポートの電子メール送信

1人以上の受信者に、レポートをカタログから直接電子メール送信します。レポートをこのように配布する方法は簡単であり、レポートをダウンロードして電子メール・クライアントから電子メール送信するよりも迅速です。すべてのユーザーを最新の状態に保持するために、日次または週次の電子メールをスケジュールします。

電子メールの制限および電子メール配信を最適化する方法については、電子メール配信の制限は何ですか。を参照してください

  1. クラシックホーム・ページで、次のいずれかを行います:
    • 電子メール送信する項目に移動して、「編集」をクリックして、「結果」タブで、「電子メール」をクリックします。
    • 「カタログ」をクリックし、電子メール送信する項目に移動して、「詳細」アクション・メニューをクリックし、「電子メール」を選択します。
  2. 1人以上の受信者の電子メール・アドレスを入力します。
    複数の電子メール・アドレスはカンマで区切ります。たとえば、jane.white@abc.com, steve.brown@abc.comのようにします。
  3. 「件名」行をカスタマイズします。
  4. 電子メールを今すぐ送信するか、または「後で」をクリックして将来の日時を設定します。
  5. レポート更新を日次または週次ベースで電子メール送信するには、「繰返し」をクリックしてから、「毎日」または「毎週」を選択します。
コンソールから、電子メール配信のステータスを確認できます。

電子メール・セキュリティ・アラート

電子メールで送信するコンテンツは、暗号化されません。送信するあらゆる機密データを保護するのは、自分の責任です。

電子メールまたはエージェント経由で配布するレポートのトラッキング

コンソールで、ユーザーに電子メールで送信することを選択したレポートをトラッキングします。レポートの送信時期や保留中(将来実行するようにスケジュールされている)の項目が迅速に表示されます。同じページで、(スケジュール済または完了済)配信を確認、変更または削除します。

コンソールには、コンテンツを配信するように設定したエージェントも表示されます。このように、すべての配信情報が1箇所にまとめられています。

ステータス別に配信をフィルタすると、最も重要な配信をトラッキングできます。ここで、様々なステータス・メッセージについて説明します。

配信ステータス 説明
取消済

配信が取り消されました。

ユーザーは自分の配信はすべて取り消すことができます。

完了 配信は正常に実行されました。
無効

ユーザーは、カタログ経由で所有している配信またはエージェントを一時的に無効にできます。

たとえば、レポートを編集するか、レポートを表示するユーザーを変更する場合、定義済スケジュールで実行中のジョブを停止します。

失敗

スケジュールに従って配信が実行されましたが、正常に完了しませんでした。

エラー・アイコン(エラー・アイコン)の後の詳細の表示...をクリックし、問題のある箇所を特定して修正します。

未スケジュール

配信のスケジュールが設定されていないか、スケジュール済実行日が(将来の日付ではなく)過去の日付です。

実行中 配信は進行中です。
一時停止

管理者は他のユーザーが設定した配信を一時的に停止できます。

たとえば、テスト環境から本番環境に移行する前に、管理者はテスト環境で配信を一時停止して、本番環境で再開します。

タイム・アウト

完了に時間がかかりすぎたため、配信がタイムアウトしました。

再度実行

問題が発生しました。もう一度配信の実行を試してください。

警告

スケジュールに従って配信が実行されましたが、100%正常終了ではありませんでした。

たとえば、配信では10人の受信者を指定しますが、電子メール・アドレスの1つが正しくなかったため、9人しか受信しませんでした。

警告アイコン(警告アイコン)の後の詳細の表示...をクリックし、詳細を特定します。

コンソールから配信をトラッキングするには:

  1. ホーム・ページに移動し、「ナビゲータ」をクリックして、「コンソール」をクリックします。
  2. 配信のモニターをクリックします。

    配信は実行日別にリストされ、最新の配信が最初に表示されます。最初は、過去24時間(「最終日」)に送信された配信のみが表示されます。先週の配布またはすべての配布を表示するには、「過去7日間」または「すべての時間」を選択します。

    「スケジュール済配信の表示」(次に「適用」)をクリックして、将来実行するようにスケジュールされている配信を表示します。たとえば、明日の午前9時に実行するように配信をスケジュールするとします。前夜または午前8時に「配信」ページを見ると、配信がまだ実行されていないため、「スケジュール済配信の表示」を選択した場合にのみ配信が表示されます。

  3. 配信のリストを名前、時間またはステータスでフィルタ処理し、次に「適用」をクリックします。
    • 名前: 名前でフィルタ処理するには、検索ボックスに検索する配信の名前を入力し、[Enter]を押します。

    • 時間: 時間でフィルタ処理するには、時間フィルタをクリックします。「最終日」「過去7日間」「すべての時間」から選択します。

    • ステータス: ステータスでフィルタ処理するには、「ステータスによるフィルタ」をクリックします。「失敗」、「警告」、「完了」、「取消済」、「タイムアウト」、「再度試行」、「実行中」、「無効」、「一時停止」、「未スケジュール」から1つ以上を選択します。

    • スケジュール済配信の表示: 将来実行するようにスケジュールされている配信を含める場合に選択します。実行済または実行中の配信のみを表示するには、選択解除します。

  4. 配信の「アクション」をクリックして、単一の配信を確認または管理します。
  5. コンテンツをプレビューするには、配信の「アクション」をクリックし、「レポートの表示」を選択します。
    このオプションは、エージェントによって配信が生成されている場合は使用できません。
  6. 前回または次の実行の日付、配信頻度、履歴、エージェント・パスなど、配信の詳細を表示するには、配信の「アクション」をクリックして「検査」を選択します。
    • 履歴: これまでのジョブ実行を表示したり検索したりするには、「履歴」をクリックします。名前や時間、ステータスのフィルタを使用すると、必要な配信を見つけやすくなります。

    • 受信者: 配信を受信するユーザーの詳細を表示するには、「受信者」をクリックします。

  7. 配信を編集するには、配信の「アクション」をクリックし、「編集」を選択します。
    • 電子メール配信 - 電子メール・オプションを更新します。

    • エージェント配信 - 配信に関連付けられているエージェントを編集します。

  8. 失敗した、または警告ありで完了した配信をトラブルシューティングするには、詳細の表示...をクリックします。

    エラー・アイコン 失敗 - 詳細の表示...をクリックして、問題のある箇所を特定して修正します。

    警告アイコン 警告 - 詳細の表示...をクリックして、詳細を参照します。

  9. 配信を無効化するには、配信の「アクション」をクリックし、「無効化」を選択します。

    配信を後で有効にする場合は、配信の「アクション」をクリックし、「有効化」を選択します。

  10. 配信および今後予定されているすべての配信を削除するには、「削除」「OK」の順に選択します。
  11. 複数の配信を削除、再開または一時停止するには、[Ctrl]を押しながら対象の配信をクリックして選択し、右クリックして、実行するアクション(「削除」「再開」「一時停止」)を選択します。

配信の受信者の表示および編集

「配信のモニター」ページから、すべての配信の受信者とエージェントを確認および編集できます。複数の配信で受信者を変更する必要がある場合は、「配信のモニター」ページに便利な方法があります。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 配信のモニターをクリックします。
  3. 配信の現在の受信者を表示するには、配信の「アクション」メニューをクリックして、「検査」を選択します。
  4. 「受信者」をクリックします。
  5. 現在の受信者リストを確認します。

    リストをフィルタするには、下矢印をクリックし、表示する受信者のタイプを選択します。「ユーザー」「電子メール」または「アプリケーション・ロール」です。「アプリケーション・ロール」フィルタには、各アプリケーション・ロールに割り当てられているユーザーは表示されません。必要な場合は、コンソールの「ユーザーおよびロール」ページから、管理者がこの情報を取得できます。

    特定の受信者を検索するには、「検索」ボックスに、ユーザーの名前、電子メール・アドレスまたはアプリケーション・ロールを入力します。

  6. 受信者を編集するには、配信の「アクション」メニューをクリックし、「編集」を選択します。
  7. エージェントまたは電子メール配信の受信者リストを変更します。
    • エージェントの場合は、「受信者」をクリックして、受信者リストを変更します。
    • 電子メール配信の場合は、「宛先」フィールドで電子メール・アドレスを編集します。

配信の一時停止および再開

管理者はいつでも配信を一時的に停止できます。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 配信のモニターをクリックします。
  3. 自分の配信に加えて全員の配信にアクセスするには、ページの「アクション」メニューをクリックし、「管理ビュー」を選択します。
  4. 配信を一時停止するには、配信の「アクション」メニューをクリックし、「一時停止」を選択します。
    一度に複数の配信を一時停止にするには、[Shift]を押しながらクリック、または[Ctrl]を押しながらクリックして一時停止するすべての配信を選択し、右クリックして「一時停止」を選択します。
  5. 配信を再開するには、配信の「アクション」メニューをクリックし、「再開」を選択します。
  6. 複数の配信を再開または一時停止するには、[Ctrl]を押しながら対象の配信をクリックして選択し、右クリックして、実行するアクション(「再開」または「一時停止」)を選択します。

配信スケジュールの復元および有効化

コンテンツをスナップショットから復元する、またはコンテンツを異なる環境から移行すると、スナップショット内のエージェント、分析およびダッシュボードに対して定義された配信スケジュールは、すぐには復元またはアクティブ化されません。システムで配信を復元する準備ができたら、システムで配信スケジュールを有効にするか無効にするかを決定できます。これは、コンテンツの配信をすぐに開始したくない場合に便利です。

たとえば、本番環境を復元する場合、おそらくできるだけ早く配信を再開したいでしょう。一方、テスト環境では、復元後に配信を無効にし、後日アクティブ化することもできます。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 配信のモニターをクリックします。
  3. 配信を復元するには、ページの「アクション」メニューをクリックし、「配信のリストア」を選択します。
  4. 配信を復元してアクティブ化するか、配信を復元のみするかを選択します。次のいずれかを選択します:
    • 配信スケジュール・ステータスの維持

      すべての配信スケジュールはステータス(有効または無効)を維持します。

      • 既存の配信スケジュールに変更はありません。
      • 復元プロセス中に作成された新しい配信スケジュールは、対応するエージェント、分析またはダッシュボードで定義されたスケジュール・ステータスを継承します。

      たとえば、このオプションは、配信をただちにアクティブにする本番環境で配信を復元する場合に便利です。

    • 新規配信の配信スケジュールの無効化

      エージェント、分析およびダッシュボードの復元プロセス中に作成された配信スケジュールは、無効になります。既存の配信スケジュールに変更はありません。

      たとえば、このオプションは、配信をただちにアクティブにする必要がないテスト環境で配信を復元する場合に便利です。

    • すべての配信スケジュールの無効化およびすべての履歴の削除(非推奨)

      復元プロセス中にすべての配信スケジュールは無効になり、配信履歴はすべて削除されます。

      • 既存の配信スケジュールは無効になります。
      • 復元プロセス中にエージェント、分析およびダッシュボードに対して作成された新しい配信スケジュールは、無効になります。
      • 配信の履歴の詳細は使用できなくなります。

      このオプションはお薦めしません。このオプションを選択した場合、すべてのエージェント、分析およびダッシュボードの配信スケジュールを、手動で有効にする必要があります。

  5. 「リストア」をクリックします。
  6. 配信をアクティブ化にするには、配信の「アクション」メニューをクリックし、「有効化」を選択します。

    一度に複数の配信をアクティブにするには、[Shift]を押しながらクリック、または[Ctrl]を押しながらクリックしてアクティブにするすべての配信を選択し、右クリックして「有効化」を選択します。

    必要な場合、「編集」をクリックして、配信スケジュールを再定義します。

配信の所有者またはタイム・ゾーンの変更

管理者であれば、1つ以上の配信の所有者またはタイム・ゾーンを変更できます。自分自身を新しい所有者にするか、別のユーザーを選択できます。これは、元の所有者が変わったり組織から離れたりした場合、または異なる環境から移行した後に便利です。タイム・ゾーンの変更オプションは、複数の配信でタイム・ゾーンを変更する必要がある場合にも役立ちます。また、特に便利なのは、異なるタイム・ゾーンの異なる環境から配信を移行する場合です。

たとえば、タイム・ゾーンがローカルの米国時間に正しく設定されているオンプレミスのOracle Analytics Server環境から、異なるタイム・ゾーンの環境に配信を移行するとします。タイム・ゾーンがUTCに変更されるOracle Analytics Cloudに移行した場合、配信の到着が早くなりすぎます。このシナリオでは、すべての配信でタイム・ゾーンを更新する簡単な方法が必要です。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 配信のモニターをクリックします。
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    .jpgの説明

    「変更」メニューは管理者のみが使用できます。必要な権限を持っていない場合、管理者に依頼して変更してもらってください。

  3. 配信の所有者を変更するには、配信の「アクション」メニューをクリックして、「変更」「所有者」の順に選択します。
    一度に複数の配信を変更するには、[Shift]を押しながらクリック、または[Ctrl]を押しながらクリックして必要なすべての配信を選択し、右クリックして「変更」「所有者」の順に選択します。
    1. 新しい所有者の名前の入力を開始してユーザーを検索します。ワイルドカードとして*を使用します。
      または、「自分に割当て」をクリックして自分自身を新しい所有者にします。
    2. 「所有者の変更」をクリックします。
    3. 現在の所有者と配信のRunAsユーザーが同じである場合、新しい所有者が新しいRunAsユーザーになります。「OK」をクリックして確認し、必要に応じてRunAsユーザーの変更を許可します。
      RunAsユーザーが変更される場合、新しいRunAsユーザーのデータおよびオブジェクト・セキュリティをよく確認して、必要なアクセス・レベルが適用されるようにしてください。
  4. 配信のタイム・ゾーンを変更するには、配信の「アクション」メニューをクリックして、「変更」「タイム・ゾーン」の順に選択します。
    一度に複数の配信を変更するには、[Shift]を押しながらクリック、または[Ctrl]を押しながらクリックして必要なすべての配信を選択し、右クリックして「変更」「タイム・ゾーン」の順に選択します。
    1. 選択した配信の新しいタイム・ゾーンを選択します。
    2. 特定のタイム・ゾーンのみを変更するには、「選択した配信のうち、特定のタイムゾーンの配信のみを変更」を選択し、変更するタイム・ゾーンを選択します。
      すべての配信で新しいタイム・ゾーンを使用する場合は、チェックボックスを選択しないでください。
    3. 「タイムゾーンの変更」をクリックします。

配信レポート(CSV)の生成およびダウンロード

管理者の場合、配信の詳細を含むレポートを生成し、分析用にCSV形式でレポートをダウンロードできます。表示を希望する情報のみを含むようにレポートをカスタマイズできます。たとえば、アクティブな配信に関心がある場合は、無効化または一時停止されている配信をレポートから除外するオプションがあります。また、含まれる詳細、およびすべてのユーザーの配信または自分の配信のみを含めるかを制御できます。

配信レポートには、次の情報を含められます:

  • 名前 - レポートを配信するエージェントの名前。
  • エージェント・パス - レポートを配信しているエージェントの場所。
  • コンテンツ・データ - 配信されているレポートの名前。
  • コンテンツ・タイプ - レポート内のコンテンツのタイプ。
  • 所有者 - 配信を作成したユーザー。
  • 繰返し- 配信頻度。1回のみ、日次、週次などです。
  • 実行ユーザー - レポートを実行しているユーザー。
  • ユーザー受信者 - レポートを受信しているユーザー。
  • 電子メール受信者 - レポートを受信しているユーザーの電子メール・アドレス。
  • アプリケーション・ロール受信者 - レポートを受信しているアプリケーション・ロール、つまり、レポートを受信しているこれらのアプリケーション・ロールに割り当てられているユーザー。
  • 無効 - 配信が無効化されているかどうかを指定します: TRUEまたはFALSE
  • 一時停止 - 配信が一時停止されているかどうかを指定します: TRUEまたはFALSE
  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 配信のモニターをクリックします。
  3. ページの「アクション」メニューをクリックし、「配信レポートのエクスポート」を選択します。

    注:

    所有している配信のみではなく、すべてのユーザーの配信をレポートに含めるには、「配信レポートのエクスポート」をクリックする前に、「管理ビュー」をクリックします。
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    .jpgの説明
  4. レポートをカスタマイズします。
    • アクティブなジョブのみをレポートに含める場合、「無効および一時停止ジョブをレポートから除外」を選択します。
    • レポートから除外する情報の選択を解除します。
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  5. レポートを生成し、CSVファイルをローカル・ファイル・システムにダウンロードするには、「エクスポート」をクリックします。
  6. ダウンロード・フォルダに移動し、お好みのエディタでレポートを開きます。

    DeliveriesReport<timestamp>という名前のCSVファイルを探します。たとえば、DeliveriesReport20240620100144854.csvなどです。

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