セキュリティ・オプション

セキュリティ・オプションを使用して、ユーザーが分析およびダッシュボードで特定のアクションを実行する方法を制御します。

これらのほとんどのオプションは分析およびダッシュボードにのみ適用されます。データ・ビジュアライゼーションやピクセルパーフェクト・レポートには適用されません。例外は、分析、ダッシュボードおよびデータ・ビジュアライゼーションに適用される「ユーザーの非アクティブのタイムアウト」です。

システム設定 詳細情報
HTML/JavaScript/CSSコンテンツの許可

ユーザーがHTML、JavaScriptおよびCSSマークアップを分析およびダッシュボードのさまざまなテキスト・フィールドに適用できるかどうかと、以前に保存したマークアップを使用する方法を決定します。

  • 常時 — ユーザーがマークアップを適用できるようにします。追加の書式設定が有効な各種ダイアログに「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」オプションを表示します。例:

    • 分析の場合: 分析エディタの様々なダイアログ、「分析プロパティ」ダイアログ、「列のプロパティ」(列書式)ダイアログ、「列式の編集」ダイアログ、「ナレーティブ」ダイアログ、「ティッカ」ダイアログ、「静的テキスト」ダイアログ、「新規計算済メジャー」ダイアログ。
    • ダッシュボードの場合、ダッシュボード・エディタの様々なダイアログ、「テキスト・プロパティ」ダイアログ、「ヘッダーの編集」および「フッターの編集」ダイアログ(「印刷」および「エクスポート」オプションの下)。
  • なし — ユーザーがマークアップを適用できないようにします。「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」オプションを非表示にします。ユーザーはプレーン・テキストのみ入力できます。Oracle Analyticsでは、ユーザーが以前に入力し、分析およびダッシュボードのために保存したマークアップは無視されます。

  • HTMLのみ — ユーザーがHTMLマークアップを適用できるようにします。追加の書式設定が有効だが、安全なHTMLのみが許可される(JavaScriptやCSSなし)各種ダイアログに「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」オプションを表示します。分析またはダッシュボードが開くと、Oracle Analyticsはユーザーが入力したマークアップをサニタイズし、HTMLマークアップのみを適用します。
  • オープン時 — ユーザーが追加のマークアップを適用できないようにします(既存のマークアップが保持されます)。「HTML/JavaScript/CSSマークアップを含みます」オプションを非表示にするため、ユーザーはプレーン・テキストのみを入力できます。以前に保存した分析およびダッシュボードのマークアップは引き続き提供されます。

    ノート: 「オープン時」オプションは、以前は「オフ」という名前でした。

デフォルト: オープン時

適用が必要: いいえ

変更の効果: 数分後

APIキー: AllowHTMLJavaScriptCSSContent

エディション: Enterpriseのみ

プッシュ通知の有効化

モバイル・アプリケーションのプッシュ通知が有効(オン)か無効(オフ)かを指定します。

  • オン — モバイル・アプリケーションのプッシュ通知を有効にしてアラートとメッセージを受信します。

  • オフ — モバイル・アプリケーションのプッシュ通知を無効にしてアラートとメッセージの受信を停止します。

デフォルト: オン

適用が必要: いいえ

変更の効果: 即時

APIキー: EnableMobilePushNotifications

エディション: ProfessionalおよびEnterprise

データをCSVファイルおよびタブ区切りファイルにテキストとしてエクスポート

データをCSVファイルまたはタブ区切りファイルにエクスポートする際に、すべてのフィールドがテキストとして処理されるように、先頭にアポストロフィを追加するかどうかを指定します。

  • オン — エクスポート時に、CSVファイルおよびタブ区切りファイルに先頭のアポストロフィが自動的に追加されます。

  • オフ — データはそのままCSVファイルにエクスポートされます。

    注意:

    オフの場合、エクスポートされたCSVファイルを開くと、不要な数式が呼び出される可能性があります。
分析の結果のエクスポートを参照してください。

注:

この設定は、ビジュアライゼーションと分析にのみ適用されます。ピクセルパーフェクト・レポートには適用されません。

デフォルト: オフ

適用が必要: いいえ

変更の効果: 数分後

APIキー: ExportDataToCSVFilesAsText

エディション: ProfessionalおよびEnterprise

ログアウト後のリダイレクトURL

ユーザーがOracle Analyticsからサインアウトする際にリダイレクトされるURLを指定します。たとえば、ユーザーを会社のWebページにリダイレクトしたり、クラシック・ホーム・ページを開くサインインの詳細を表示できます。

注:

この設定は、2023年1月23日以降に作成されたOracle Analytics Cloudインスタンスで機能します。2023年1月23日より前に作成されたOracle Analytics Cloudインスタンスのログアウト後のURLを構成する場合は、Oracle Supportにサービス・リクエストを発行します。

APIキー: PostLogoutRedirectURL

適用が必要: いいえ

変更の効果: 数分後

エディション: Enterpriseのみ

ワークブック・サムネイルの保存

ワークブックの内容を識別できるように、Oracle Analyticsはワークブックのサムネイル・イメージをホーム・ページに表示できます。これらのサムネイルに表示される情報は、データ作成者と同じアクセス権を持たないユーザーに機密データが公開されないよう保護するためにぼかされます。

この設定は、「ワークブック・プロパティ」ダイアログで設定された「サムネイルの保存」値を、個々のワークブック・レベルでオーバーライドします。

注:

ウォッチリストではサムネイルが使用されないため、この設定は、ウォッチリストには適用されません。かわりに、ウォッチリストには小さいビジュアライゼーションが表示され、ホーム・ページをリフレッシュするたびにリロードされます。
  • オン — ホーム・ページのぼかされたワークブック・サムネイルを表示します。この設定が有効(オン)になっている場合、ワークブックの所有者は、必要に応じて個々のワークブックのサムネイルを非表示にできます。ワークブック・サムネイルの設定を参照してください。

  • オフ — ホーム・ページにワークブック・サムネイルを表示しません。かわりに、すべてのワークブックの標準アイコンを表示します。

デフォルト: オン

適用が必要: いいえ

変更の効果: 数分後

APIキー: SaveWorkbookThumbnail

エディション: ProfessionalおよびEnterprise

非アクティブ・ユーザーの自動サイン・アウト

非アクティブ・タイムアウトに達した後に、ユーザーを自動的にサイン・アウトするかどうかを指定します。

  • オン — 非アクティブ・タイムアウトに達すると、ユーザーが自動的にサイン・アウトされます。

  • オフ — 非アクティブ・タイムアウトに達しても、ユーザーはサイン・インしたままです。

デフォルト: オフ

適用が必要: いいえ

変更の効果: 数分後

APIキー: SignOutInactiveUsersAutomatically

エディション: Enterpriseのみ

TLS接続モード

TLSを使用する外部データ・ソース接続で使用されるセキュリティ構成を指定します。

  • 拡張 — TLSを使用する外部接続に、最新の暗号化およびセキュリティ構成を使用します。

    TLSを使用したデータ・ソースまたはSMTPサーバーへの接続で問題が発生した場合は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)にサインインし、Oracle Analyticsでの接続のTLSセキュリティ・アップデート(KB127925)という記事を参照してください。まだ問題を解決できない場合は、Oracleサポートでサービス・リクエストを記録し、問題の解決中に「TLS接続モード」設定を「レガシー」にリセットします。

  • レガシー — 既存のレガシーTLS接続モードを使用します。

この設定は、パブリック・データ・ソースとプライベート・データ・ソースの両方への接続に適用されます。この設定は、データ・ゲートウェイ・ベースの接続には適用されません。

デフォルト: 拡張

適用が必要: はい

変更の効果: 数分後

APIキー: TLSConnectionMode

エディション: ProfessionalおよびEnterprise

ブラウザ・スクリプト・アクションのURL

カスタム・ブラウザ・スクリプト・アクションが含まれるJavaScriptファイルのURLを指定します。

適用が必要: いいえ

変更の効果: 数分後

APIキー: URLBrowserScriptActions

エディション: Enterpriseのみ

ユーザーの非アクティブのタイムアウト(分数)

ここで指定した時間(分数)にわたってユーザーの非アクティブ状態が続くと、ブラウザまたはモバイル接続を再認証する必要があります。

このシステム設定は、分析、ダッシュボードおよびデータ・ビジュアライゼーションに適用されます。

有効な値: 5 - 480

デフォルト: 60

適用が必要: いいえ

変更の効果: 数分後

APIキー: UserInactivityTimeout

エディション: ProfessionalおよびEnterprise