ユーザーはデータ・フローおよびシーケンスを他のOracle Analyticsユーザーと共有できます。その場合、そのユーザーがそれを使用してデータを準備できます。
データ・フローおよびシーケンスを共有することで、データ準備プロジェクトでのコラボレーションや、Oracle Analyticsのアセットやリソースの再利用が可能になります。
データ・フローおよびシーケンスの共有について
- データ・フローの所有者とデータ・フローを共有しているユーザーには、「データ」ページの「データ・フロー」タブにそのデータ・フローが表示されます。
- シーケンスの所有者とシーケンスを共有しているユーザーには、「データ」ページの「シーケンス」タブにそのシーケンスが表示されます。
- データ・フローまたはシーケンスを共有する場合、それに使用されているデータセットと接続(アーティファクトと呼ばれる)も共有するオプションを選択できます。「関連アーティファクトを共有して、データ・フローを使用できるようにします。」を選択すると、共有相手のユーザーには、他のデータ・フロー・コンポーネントへのアクセス権だけでなく、入力データセットへの読取り専用アクセス権と、出力アーティファクトへのフルコントロール・アクセス権も付与されます。「関連アーティファクトを共有しないでください」を選択した場合は、データ・フロー・コンポーネントへの読取り/書込みアクセス権をユーザーまたはロールに手動で付与する必要があります。
- データ・フローまたはシーケンスの共有相手のユーザーは、アーティファクトを共有するために必要なフルコントロール権限を持っていないため、後から他のユーザーとそれらを再共有することはできません。このシナリオでは、データセットの「検査」ダイアログの「アクセス」タブを使用して、入力データセットへの読取り/書込みアクセス権をユーザーまたはロールに手動で付与する必要があります。
データ・フローおよびシーケンスのスケジュールについて
- スケジュールを作成したユーザーのみが、「検査」ダイアログでそのスケジュールを参照できます。管理権限を持つユーザーは、「ジョブ」ページですべてのスケジュールを参照できます。
- 「ジョブ」ページの「ジョブ」タブと「スケジュール」タブでは、管理者がすべてのジョブおよびスケジュールを参照できます。コンテンツ作成者は、ジョブおよびスケジュールを編集した最後のユーザーであれば、そのジョブおよびスケジュールを参照できます。スケジュール済ジョブは、スケジュールを追加または最後に編集したユーザーとして実行されます。