例 – 上位N件フィルタを使用したメジャーに基づく上位属性値の表示

この例では、属性列を使用して上位N件フィルタを作成し、メジャーに基づいてその属性の上位値のサブセットを表示する方法を示します。

この例では、食料品店の一部の製品の在庫を示す表ビジュアライゼーションがあります。乾物部門には10個、青果部門には10個の製品があります。
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使用可能な単位数に基づいて青果部門の上位4つの製品を表示するようにビジュアライゼーションを絞り込んで、特定の期間をターゲットにします。

オプション: 上位N件フィルタをフィルタ・バーに追加

列をフィルタ・バーにドラッグして、次のフィルタを追加します。
  • 部門
  • 日付
  • 製品
3つのフィルタすべてをフィルタ・バーの同じフィルタ・スコープ(たとえば、キャンバス・フィルタとして固定解除)のままにすると、必要な結果は得られません。次の処理を実行します。
  • 「部門」に「青果」を選択します。ビジュアライゼーションには、青果部門の製品のみが表示されます。

  • 「日付」に「2020年第2四半期」を選択します。ビジュアライゼーションには、2020年第2四半期に青果部門の在庫にあった製品の数量のみが表示されます。

  • 「製品」をクリックし、フィルタ・ダイアログでフィルタ・タイプを「上位下位N件」に変更します。次に、「件数」行に4と入力し、「基準」行に「数量」を選択します。ビジュアライゼーションにはデータが表示されません。

上位N件フィルタがフィルタ・バーのキャンバス(固定解除された)フィルタの場合、他のキャンバス・フィルタとは独立して適用されます。上位N件フィルタの結果セットは、AND演算で他のキャンバス・フィルタと組み合され、データなしという結果になります。

かわりに、「部門」および「日付」を固定してワークブック・フィルタに変更できます。つまり、それらは「製品」フィルタよりも上位スコープであることを意味します。これで、これらのフィルタが最初に適用され、次に上位N件の「製品」フィルタが適用されるため、期待した結果が生成されます。
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オプション: 上位N件フィルタをビジュアライゼーションに直接追加

ワークブック・フィルタを作成せずにこの目的を達成する別の方法(「部門」および「日付」をすべてのキャンバスに適用しない場合)は、「製品」をビジュアライゼーション・フィルタとして使用することです。

「部門」列と「日付」列をフィルタ・バーにドラッグします。ビジュアライゼーションの「文法」ペインで「製品」列を「フィルタ」にドラッグします。次の処理を実行します。
  • 「部門」に「青果」を選択し、「日付」に「2020年第2四半期」を選択します。ビジュアライゼーションには、2020年第2四半期に青果部門の在庫にあった製品の数量のみが表示されます。
  • ビジュアライゼーションで「製品」をクリックし、フィルタ・ダイアログでフィルタ・タイプを「上位下位N件」に変更します。次に、「件数」行に4と入力し、「基準」行に「数量」を選択します。
  • 「製品」フィルタは、すでに「部門」および「日付」でフィルタされた後、データに適用されるため、ビジュアライゼーションには、2020年第2四半期の青果部門の上位4つの製品が、在庫の数量に基づいて正しく表示されます。