高度な手法: ダッシュボード・プロンプトと分析プロンプトとの相互作用

ダッシュボード・プロンプトと分析プロンプトを組み合せると、正確で重要なデータを瞬時に表示できます。

プロンプトを組み合せるには様々な方法があります。

関連付け方法 説明

自動関連付け

自動関連付けでは、列に対して機能するプロンプトを作成すること、つまり、プロンプトをアクティブ化して適用することを前提としています。分析を作成して列プロンプトを追加すると、自動関連付けが適用されます。この方法には、「プロンプトで使用」フィルタ演算子は必要ありません。任意の保護されていないフィルタが使用されます。

フィルタ演算子を「プロンプトで使用」に設定すると、自動関連付け方法より精密なレベルで、プロンプトとフィルタ間の制御を実行できます。この表の「フィルタの演算子を「プロンプトで使用」に設定」行を参照してください。

制約付きプロンプト

この方法をプロンプト内のいくつかの列に使用し、ユーザーのプロンプトの選択肢が後続の選択肢に基づくよう強制します。制約付きプロンプトはプロンプト・オプションのダイアログで設定でき、選択肢を絞るプロンプトを指定します。たとえば、1つの列で地域をフィルタ処理し、次の列で都市をフィルタ処理するとします。これによって、選択した地域の都市のみが表示されるように、都市の列を制約できます。

フィルタの演算子を「プロンプトで使用」に設定

この方法を使用して、フィルタと相互作用する複雑なプロンプトを作成します。この方法を使用すると、ダッシュボード・プロンプト、インライン・プロンプトおよびフィルタが埋込み分析にどのように適用されるかを完全に制御できます。プロンプト・フィルタについてを参照してください。

プロンプトで選択ステップをオーバーライドするオプション

この方法を使用すると、分析またはダッシュボードの列プロンプトを使用して、特定のメンバー選択ステップにデータの選択肢が提供されます。フィルタは階層列に使用できないため、選択ステップが、階層列にプロンプトを使用できる唯一の方法です。列の選択ステップ・セットごとに1つの選択ステップのみをプロンプトでオーバーライドできます。オーバーライド・ステップの前後のすべてのステップは指定どおりに処理されます。データの選択の絞込みおよびプロンプトによる選択ステップのオーバーライドを参照してください。

保護されたフィルタと保護されていないフィルタ

この方法を使用して、該当する列のフィルタ値が「プロンプトで使用」以外に設定されている場合にダッシュボード・プロンプトがインライン・プロンプト値を提供するかどうかを決定します。保護されていないフィルタと保護されたフィルタの設定は、ダッシュボード・プロンプトとインライン・プロンプトが同じダッシュボードにある場合に使用できます。また、両方のプロンプトが同じ列に対して作成されている必要があります。

列のフィルタ値が保護されていない場合、ダッシュボード・プロンプト値によって分析の結果が決まります。フィルタ値が「プロンプトで使用」以外(「次と等しい/次の範囲内にある」など)に設定され、フィルタが保護されたフィルタに設定されているとします。ダッシュボード・プロンプトではレポートの結果は決定できません。