ビジュアライゼーションのコンテキスト依存インサイトの有効化と構成

コンテンツ作成者は、キャンバス上の各ビジュアライゼーションに対してコンテキスト依存インサイトを有効にし、アルゴリズムで潜在的なインサイトの識別に使用するデータセットから列を指定できます。

新しいビジュアライゼーションの作成時、「ビジュアライゼーションの説明」プロパティはデフォルトではオフです。すべてのビジュアライゼーション・タイプでこれを有効にできますが、タイル、マップ、相関マトリックスは例外です。プロパティがオンになると、ユーザーは自動生成された分析情報を探索できます。

インサイトの生成時にAIアルゴリズムで考慮に入れるデータセットから列を指定することもできます。これは、ビジュアライゼーションの「文法」ペインの「関連列」セクションに追加することで行えます。これらの列はコンテキスト依存インサイト・アルゴリズムによってのみ使用され、元のビジュアライゼーションに含まれたり、追加されることはありません。選択内容から生成されたコンテキスト依存インサイトを他のユーザーが探索できるようにする前に、少し時間を取って自身でインサイトをレビューし、必要に応じて関連列の調整を行ってください。

コンテキスト依存インサイトのアルゴリズムは関連列を評価し、適用されたフィルタのコンテキスト内で、ビジュアライゼーションの選択したデータとその他のデータとの間で最も高いコントラストを示す関連列を特定します。

最大30個の関連列を追加できます。これらの列には属性、メトリック、日付と時刻の列、または計算を使用できますが、アルゴリズムは適格とみなしたもののみを使用します。たとえば、文字列関数やキャスト関数などの単純な関数を使用する計算のみが考慮されます。複数の日付データ型列を追加した場合、シーケンス内の最初の列のみが考慮されます。

XSAデータセット(非サブジェクト領域ベースのソース)の場合、「文法」ペインの「関連列」セクションを空のままにするデフォルト・オプションがあります。この場合、コンテキスト依存インサイトでは、インサイトの識別に使用する最も適切な列が自動的に識別されます。しかし、意味のあるインサイトを得るために、関連列を追加することをお薦めします。サブジェクト領域については、そのサブジェクト領域のデータを使用したビジュアライゼーションのコンテキスト依存インサイトを生成するには、関連列を追加する必要があります。

ビジュアライゼーションのコンテキスト依存インサイトの有効化

コンテンツ作成者として、ビジュアライゼーションのコンテキスト依存インサイトを有効にします。

「表示」では、コンシューマのコンテキスト依存インサイトは有効になっています。これをオフにするには、「表示」でのワークブック・ビジュアライゼーション・アクションの指定を参照し、「ビジュアライゼーションの説明」を選択解除します。
  1. ホーム・ページで、ワークブックにカーソルを合せ、「アクション」をクリックして「開く」を選択します。
  2. 「ビジュアル化」で、ビジュアライゼーションをクリックします。
  3. 「プロパティ」をクリックして「プロパティ」ペインを開き、「分析」をクリックします。
  4. 「ビジュアライゼーションの説明」をクリックし、「オン」を選択します。

  5. 「保存」をクリックします。

ビジュアライゼーションのコンテキスト依存インサイトの構成

コンテンツ作成者は、ビジュアライゼーションのインサイトの生成時にコンテキスト依存インサイト・アルゴリズムで考慮に入れる列を指定できます。

  1. ホーム・ページで、ワークブックにカーソルを合せ、「アクション」をクリックして「開く」を選択します。
  2. 「ビジュアル化」で、ビジュアライゼーションをクリックします。
  3. 「文法」クリックして「文法」ペインを開き、「関連列」までスクロールします。
  4. 「データ」ペインから、コンテキスト依存インサイトで使用する列を「関連列」にドラッグします。

  5. 「保存」をクリックします。
  6. コンテキスト依存インサイトが意図したとおりに機能するかをテストするには、ビジュアライゼーションで1つ以上のデータ・ポイントを選択し、右クリックして、「選択内容の説明」をクリックします。