このステップで、Oracle Content Managementトリガーを登録する方法をレビューします。コンポーネントの「設定」パネルにある「リンク」タブの下の「トリガー・アクション」オプションを使用して、これを選択できます。
トリガーは、Oracle Content Managementのコンポーネント間の通信の一部です。任意のコンポーネントが任意の数のトリガーを呼び出すことができます。コンポーネントは、トリガーにペイロードを提供できます。このペイロードは、トリガーが呼び出されたときに実行される任意のアクションに渡されます。各トリガーに対して実行されるアクションを選択できます。最後に、連携して動作するよう構築されたコンポーネントは、ユーザーによるコンポーネント間のインタラクションの定義が不要で、他のコンポーネントに対してアクションを実行するためにトリガーを自動的に呼び出すことができます。
追加したコンポーネントの場合、トリガーは、コンポーネントの登録データの一部として登録されます。トリガーを追加するには、コンポーネントによってサポートされている各トリガーを使用して"triggers"
プロパティ配列を更新します。また、トリガーがサポートしているペイロードを指定し、アクションによってサポートされるプロパティにユーザーがペイロード内の値をマップできるようユーザー・インタフェースを作成できるようにする必要があります。
appinfo.json
ファイルを開き、"triggers":[],
エントリをレビューします。
"triggers": [{ "triggerName": "imageClicked", "triggerDescription": "Image clicked", "triggerPayload": [{ "name": "payloadData", "displayName": "Trigger Payload Data" }] }],
このエントリに、次が表示されます。
triggerNameの値は一意の値"imageClicked"
で、通常、カスタム・コンポーネントIDでネームスペースが指定されます。
triggerDescriptionの値は"Image clicked"
で、これはトリガーを表示するためにユーザー・インタフェース・ダイアログで使用されます。
トリガーの場合、triggerPayloadの単一の値は"payloadData"
です。ユーザーはこのペイロードのエントリを選択して、これらをアクションのフィールドにマップします。
ステップ5の結果の確認
コンポーネントの「設定」パネルにある「リンク」タブに移動するときに、トリガーを確認して選択できます。
サイト・ビルダーでコンポーネントへの変更内容を反映できるように、サイトでページをリフレッシュします。
ページを編集モードで取り込みます。
コンポーネントをページにドラッグ・アンド・ドロップします。
「設定」パネルをコンポーネントに対して開きます。
「設定」パネルの最上部で「リンク」タブを選択します。
「リンク・タイプ」として、「トリガー・アクション」をクリックします。
登録したクリックされるイメージ・トリガーをクリックします。
ダイアログで、「ページ・アクション」セクション内から「アラートの表示」アクションをドラッグします。(ページ・アクションはOracle Content Managementで提供されている組込みアクションです。)
「メッセージ」フィールドで、トリガー・ペイロード・データ値を選択します。これは、トリガーを登録したときに表示されたペイロード内のエントリ名です。これは希望する名前に変更できます。
これで、トリガーを登録し、そのトリガーを組込みアクションにマップして値を渡せるようになりました。次のステップで、トリガーを呼び出してアクションを実行する方法をレビューします。
「ステップ6: トリガーの呼出し」に進みます。