Oracle Content Management JavaScript SDK (サイトSDK)には、コンポーネントがOracle Content Managementと統合されたエクスペリエンスを持つことを実現する一連の機能があります。
サイトSDKは、Oracle Content Managementサーバーからダウンロードできます:
http://{server}/_sitesclouddelivery/renderer/app/sdk/js/sites.min.js
サイトのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)定義は、グローバル・オブジェクトSitesSDK
のすべての定義済ネームスペースに対応しています:
サイトSDKの主要目的は、ユーザーがアプリケーションを構築および管理できるようにすることです。次の複数の機能が用意されています:
インライン・フレームおよびドメインの境界をまたぐやり取り
コンポーネントがホストされている場所に関係なく、コンポーネントがページとやり取りできるようにします
コンポーネントの作成
格納されたプロパティによるコンポーネントのレンダリング
コンポーネントの更新およびそれらの変更内容の保存
ページからのコンポーネントの削除
ページ内で使用するために、コンポーネントの構成に使用されるカスタム設定を格納および取得します
コンポーネント間のやり取りを使用してトリガーとアクションに関与します
ページへのジオメトリ・ヒント(カスタム・コンポーネントには当てはまらない)
コンポーネントによって指示されたときにページでインライン・フレームを動的にサイズ変更できるようにします
コンポーネントがページの一部として表示されるようになり、コンポーネントのサイズ変更イベントに応じてページが移動されるようになります(スクロール・バーなし)
Oracle Content Managementによっていつ呼び出されたかに関するコンポーネントの認識
コンポーネントとページとの間のやり取りには、秘密キーによって署名されたトークンが含まれています。
サイトSDKにより、コンポーネントで、トークンをデコードすることや、呼出し元の確認を容易にすることができます。
スクリプトの既知のパスを提供することにより、サイトSDKの関数を含めます。例:
<script type="text/javascript" src="<sdk_install_dir_path_prefix>/sites.min.js"> </script>
サイトSDKには、次のグローバル・オブジェクトがあります:
SitesSDK
SitesSDK.Utils
SitesSDK
SitesSDK
グローバル・オブジェクトは、レンダリングおよび設定のエンドポイントで使用できます。
コマンド | タスク |
---|---|
ホスト・サイトから、指定したプロパティの値を取得します。 |
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指定したプロパティの値を |
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指定されたサイト・プロパティ値をホスト・サイトから取得します。たとえば、ホスト・サイトによって使用されている現在のテーマ・デザインをフェッチできます。 |
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サーバーにメッセージを送信し、ペイロードとして |
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ホスト・サイトからディスパッチされるメッセージのメッセージ・リスナーです。このコールは非同期です。これらはJavaScriptコールバックであるため、関数でJavaScriptクロージャを使用するか、関数を適切にバインドし、適切なコンテキストにアクセスできることを確認する必要があります。 |
SitesSDK.Utils
SitesSDK.Utils
ネームスペースには、Oracle Content Managementコンポーネントのすべてのエンドポイントによってコールできるユーティリティ関数があります。このネームスペースは、リモート・コンポーネントの「設定」パネルで使用できますが、インライン・ローカル・コンポーネントでは使用できません。
注意:
これらの関数は、オラクル社によって公式にサポートされているわけではなく、サンプル実装を目的としています。自己責任において使用してください。コマンド | タスク |
---|---|
サイトSDKで使用されているロガー・オブジェクトを返します。ログ・レベルは、次のいずれかに設定できます:
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コンポーネントに現在のサイト・テーマ・デザインを追加します。 |
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Utils.getStyle(elem,styleProp) |
インライン・フレームの高さを計算するユーティリティ・メソッドです。 |