構造化コンテンツは、ファイルやレイアウトとは別に存在するコンテンツを表すために使用される用語です。
構造化コンテンツの概要
コンテンツ・タイプは、Webサイトまたは他のプロジェクトで使用できる情報のフレームワークです。コンテンツ・タイプには、そのコンテンツ・タイプを使用して入力された情報を様々な方法でフォーマットできるように、様々なレイアウトを関連付けることができます。コンテンツ・タイプは、情報が入力および保存されるフォームのようなものと考えることができます。その情報を後で様々なレイアウトやフォーマットで使用できます。コンテンツ・タイプを作成できるのは、コンテンツ管理者の権限がある場合のみです。
コンテンツ・タイプは、コンテンツ管理者ロールを持つユーザーが作成します。作成後はリポジトリと関連付ける必要があります。少なくともリポジトリに対するコントリビュータ・ロールを持つエンタープライズ・ユーザーは、コンテンツ・タイプを使用して新規のコンテンツ・アイテムを作成できるようになります。ロールと職責の詳細は、「ユーザー・ロールについて学習」を参照してください。
コンテンツ・タイプには、テキスト、日付、イメージ、または様々な数値フィールドが必要な場合があります。それはすべて、必要とされるものによって決まります。コンテンツ・タイプには複数の異なるレイアウトが関連付けられていることがあるため、アイテムが必要な場所に応じて、大きいピクチャと小さいフォントで表示されることもあれば、小さいピクチャとそれを囲むテキストで表示されることもあります。ロケーションおよび連絡先情報がある場所では省略され、別の場所では挿入されることもあります。コンテンツ自体は変わらなくても、入力した実際のコンテンツに影響を及ぼすことなく、レイアウトを変更できます。
たとえば、「従業員情報」というコンテンツ・タイプがあるとします。それには、役職、地理ロケーション、簡単な履歴およびピクチャのフィールドが含まれているとします。そのコンテンツ・タイプを使用してコンテンツ・アイテムを作成する際には、コンテンツ・アイテムが管理されるコレクションを選択します。その後、役職、ロケーション、自分自身に関する情報など、具体的な情報を入力し、そのコンテンツ・アイテムで使用するピクチャをデジタル・アセット・コレクションから選択します。
そのコンテンツ・アイテムは、コレクションの一部になります。コレクションには写真、ビデオまたはドキュメントが含まれている場合があり、それらはすべて、Webサイトやパンフレットなど、それが必要な場所があればどこでも使用できます。コレクションを使用すると、1つのプロジェクトに必要なすべてのものを1箇所で管理できます。
構造化コンテンツの使用
組織内のロールによっては、使用する構造化コンテンツを実際に配置しない場合もあります。ただ単にコンテンツ・アイテムを作成したり必要なデジタル・アセットを追加する場合があります。ロールおよび権限の詳細は、「ユーザー・ロールについて学習」を参照してください。
構造化コンテンツとデジタル・アセットを作成および使用する方法の大まかな概要を次に示します。一部の組織では、ステップが行われる順序が前後する場合があります。