44 Oracle Enterprise Data Management Cloudのバックアップおよびリストア

Oracle Enterprise Data Management Cloud環境のバックアップにはスナップショットが使用されます。

メンテナンス・スナップショットは、選択した時刻に毎日自動作成されます。このスナップショットはアーティファクト・スナップショットと呼ばれ、Oracle Enterprise Data Management Cloud環境のすべてのアーティファクトを含みます。

  • EDMCリポジトリとデータ権限

  • ユーザー、グループおよび割り当てられたロール

新しいメンテナンス・スナップショットによって、以前のスナップショットが毎日置き換えられます。環境をバックアップするためにスナップショットをローカル・コンピュータにダウンロードすることをお薦めします。

障害発生時にサービスを以前の状態にロールバックしたり、サービスをリストアする際に使用できるように、アーティファクトをエクスポートしてスナップショットを作成することもできます。エクスポートするアーティファクトを選択します。サービスのすべてのアーティファクトまたはアーティファクトのサブセットをエクスポートできます。アーティファクトをエクスポートして作成されるスナップショットはサーバーに60日保管され、またアーカイブを目的としてローカル・コンピュータにダウンロードできます。

このシナリオでは、エクスポートしたアーティファクトの独自のスナップショットを作成してOracle Enterprise Data Management Cloud環境をバックアップする詳細なステップを提示します。

EPM自動化によるバックアップの詳細は、アプリケーション・スナップショットのコンピュータへのバックアップを参照してください。