ビューポイントのコピー

考慮事項

• ビューポイントがコピーされる際、関連付けられたデータ権限およびデータ・オブジェクトの承認ポリシーもコピーされます。ただし、保存済ビューポイント問合せ(パブリックおよびプライベートの両方)は新しいビューポイントにコピーされません。

• ビューポイント内で自分と同じ階層を持つ特定のユーザーに対してノードおよびプロパティ・アクションを制限する場合、ビューポイントをコピーするかわりに、同じノードを使用して新しいビューポイントを作成するが許容可能アクションと編集可能プロパティを設定することにより、新しいビューポイント内のノードおよびプロパティ・アクションを制限できます。

• 複製タブでビューポイントを開いた場合、複製タブからビューポイントをコピーすることはできません。ビューポイントは元のタブからのみコピーできます。複製ビューポイント・タブの使用を参照してください。

ノードのコピー

ノードをコピーする場合:

• 元のビューポイント内のノード・タイプがコピーされ、新しいビューポイントのノード・セット内で使用される新しいノード・タイプが作成されます。

• 元のビューポイントのノード・タイプ内のノードが、新しいビューポイントの新しいノード・タイプにコピーされます。

階層ビューポイントのノードをコピーする場合、関係もコピーする必要があります。

関係のコピー

階層ビューポイントから関係をコピーする場合:

• 元のビューポイントの階層セットがコピーされ、新しいビューポイントの新しい階層セット内が作成されます。元の階層セット内の関係がすべて、新しい階層セットにコピーされます。

• ノードのコピー・オプションに基づくノード・タイプが新しい階層セットによって使用されます。

コピー・オプションに基づく新しいビューポイントの作成

次の表に、ビューポイントのコピー時に選択するコピー・オプションに応じて新しいビューポイントのデータ・チェーンがどのように作成されるかを示します。

たとえば、階層ビューポイントからのみ関係をコピーすることを選択した場合:

• 新しいノード・セットが作成されます。

• 新しい階層セットが作成されます。

• コピーしたビューポイントの元のノード・タイプが使用されます。

ビューポイントをコピーする際のバインディングに関する考慮事項

バインドされたビューポイントをコピーする場合は、ノードおよび関係のコピーについて選択したオプションが、次のように新しいビューポイントのデータ・オブジェクトのバインディング・ステータスに影響します。

• 「ノードのコピー」または「関係のコピー」を選択していない場合は、新しいビューポイントが完全にバインドされます。これを使用して、新しいノード・セットを使用してフィルタされたビューを作成できます。コピーされたビューポイントで実行された更新は、本番データに影響します。
• 関係をコピーし、ノードをコピーしないと、ビューポイントはノード・タイプにバインドされます。これは、代替階層のwhat-ifシナリオを作成するのに役立ちます。たとえば、ビューポイントの関係をコピーし、ノードをコピーしないことで、従業員の再編成をモデル化できます。ビューポイントはノード・タイプにバインドされるため、ノードに対する変更(たとえば、従業員の住所変更)は本番データに影響しますが、関係に対する変更(たとえば、別のマネージャへの従業員の異動)は影響しません。
• 関係とノードの両方をコピーすると、新しいビューポイントはまったくバインドされません。これは本番データに影響を与えることなく、すべての変更を自由にモデル化できるサンドボックス環境を作成するのに役立ちます。このオプションはバージョン管理にも使用できます。

ビューポイントのコピー

ビューポイントをコピーするには:

1. 「ビュー」で、アクティブなビューを開きます。

2. ビューポイントを選択します。

3. ビューポイント名の右側にカーソルを置き、メニュー・アイコンをクリックし、「コピー」を選択します。

4. ビューポイントの名前と説明を定義し、ノードと関係(階層ビューポイントのみ)をコピーするかどうかを選択し、「コピー」をクリックします。

   ビューポイントが作成され、操作が可能になります。