ビューポイント問合せの作成、実行および保存

ビューポイントの問合せペインからビューポイント問合せを作成および実行します。問合せはプライベート問合せとして保存でき、それを作成したユーザーのみが表示および実行できます。ビューポイントに対するデータ・マネージャまたはメタデータ・マネージャ権限を持つユーザーは、プライベート問合せをパブリック問合せに移行でき、問合せでそのビューポイントへのアクセス権を持つすべてのユーザーがこれを表示および実行できます。

ビューポイント問合せの作成および実行

ビューポイントで問合せを作成および実行するには:

開いたビューポイントから、ビューポイント・タブ名の横にある「アクション」をクリックして「問合せ」するか、ページの左側の「ビューポイントの問合せ」タブをクリックします。
「ビューポイントの問合せ」ペインで、ビューポイントを選択して上部のドロップダウン・セレクタを使用して問合せします。現在表示しているビューポイントを問い合せる必要はありません。ドロップダウン・メニューから異なるビューポイントを選択した場合、そのビューが表示されます。
検索するノードを選択します:
- 階層ビューポイント:
  - すべてのノード: ビューポイント全体を検索します。
  - 選択したノードより下: 現在選択しているノードより下のノードに問合せを制限します。
    選択したノードより下を検索するとき、選択したノードを表示するには、アイコンにマウス・カーソルを置きます。
  - 孤立ノード: 階層セットで使用されているノード・タイプに含まれるが、最上位ノードではないか、ノード・セット内の最上位ノードの子孫ではないノードを検索します。
- リスト・ビューポイント: すべてのノード: ビューポイント全体を検索します。
ビューポイントで複数のノード・タイプが使用されている場合は、「任意のノード・タイプ」を選択してすべてのノード・タイプを検索するか、ドロップダウン・メニューで特定のノード・タイプを選択して問い合せます。問合せフィルタで使用できるプロパティのリストは、選択したノード・タイプのプロパティのみに制限されています。
「フィルタの追加」をクリックします。

Note:
前述の「すべてのノード」または「選択したノードより下」を問い合せる場合は、フィルタが必要です。「孤立ノード」を選択した場合は、フィルタを追加する必要はありません。
フィルタを追加するプロパティを選択します。プロパティは、前述の考慮事項の項で説明したすべての条件を満たす必要があります。

フィルタの演算子を選択します。選択できる演算子は、選択したプロパティのデータ型に固有です。次の表に、各データ型に使用できる演算子をリストします。

Note:

指定する値(文字列に「次を含む」値を入力する場合など)については、入力するテキストは大文字と小文字が区別されません。

Table 5-1 プロパティのデータ型別の演算子

プロパティのデータ型	演算子
ブール	Trueである Falseであるが空白であるが空白でない
日付、タイムスタンプ	等号次より前次の間次より後が空白であるが空白でない
整数、浮動小数点	等号次の間次より大きい次より小さいが空白であるが空白でない
リスト	次を含む Note: 調べるリスト値をフィルタごとに1つ指定できます。別のリスト値を問い合せるために、2番目のフィルタを追加できます。が空白であるが空白でない
ノード	等号(ノード・セレクタを使用してノードを選択します) が空白であるが空白でない
文字列、数値文字列、メモ、シーケンス	次を含む (スペースで区切った)複数の語を問合せに指定できます。検索はそれぞれの語の先頭で照合します。たとえば、"Net Income Current Year"を検索する場合: "Net Income"を含む問合せは、"Net"および"Income"と一致します "Curr"を含む問合せは、"Current"と一致します "rent"を含む問合せは、どの文字列の先頭とも一致しません等号が空白であるが空白でない次と類似: 入力したテキストに対してあいまい検索を実行します。検索する値を入力し、オプションで、完全に一致する必要がある文字列の先頭の文字数を指定する接頭辞の長さを入力します。接頭辞の長さを使用すると、問合せ結果を、文字列の先頭の文字が同じもののみに絞り込むことができます。たとえば、"House"の値に類似するものの場合、接頭辞の長さを指定しない場合は、検索で"House"、"Mouse"および"Blouse"が返される可能性があります。ただし、接頭辞の長さを1と指定した場合は、値に類似するものの最初の文字が一致する必要があります。そのため、検索で"House"のみが返されます。最適な結果を得るには、部分文字列ではなく完全な文字列に対して「次と類似」を使用します。

フィルタの値を選択します。選択する値は、フィルタのプロパティのデータ型に固有です。たとえば、日付データ型のカレンダから日付を選択し、リストの文字列値を入力します。

Note:
許容値リストを使用するプロパティの場合、指定された値は、プロパティの値とラベルの両方に対して評価されます。
オプション: ステップ4-7を繰返してさらにフィルタを追加します。

Note:
複数のフィルタを追加するとき、「および」または「または」の切替えを使用して、フィルタの結合方法を指定します。結合方法 (「および」または「または」)がすべての問合せフィルタに適用されます。「および」を使用できないフィルタと、「または」を使用できないフィルタがあります。
問合せフィルタの追加が終了したら、「実行」をクリックして問合せを実行します。
結果が問合せペインに表示されます。
オプション: 問合せ結果で、次のアクションを実行します:
- 孤立ノード以外の問合せの場合: 検索結果内のノードをクリックして、ビューポイント内のそのノードに移動します。問合せ基準を満たしているノードは、ビューポイント内のアイコンによっても示されます。
- 孤立ノードの問合せ結果の場合: 検索結果内のノードの横にある「アクション」アイコンをクリックし、「ノードの挿入」を選択してノード・セレクタを開き、ノードの親を選択します。問合せ結果からビューポイント内の親ノードにノードをドラッグ・アンド・ドロップすることもできます。ノードを挿入するには、要求のコンテキスト内である必要があります。
  
  Note:
  
  孤立ノードに子がある場合、子の数が問合せ結果に表示されます。孤立ノードを親の下に挿入すると、孤立ノードの子も同様に挿入されます。
オプション: 結果をExcelファイルにダウンロードするには、問合せパネルで「アクション」をクリックし、「問合せ結果のダウンロード」を選択します。
ビューポイントがダウンロードされ、問合せ結果内のノードにフィルタされます。このファイルには、ビューポイントに表示するように構成されている各プロパティの列が含まれています。

Note:
ダウンロードされた問合せ結果は、画面に表示されている結果の数を超えることがあります。

ビューポイント問合せを実行すると、問合せフィルタが縮小され、さらに多くの問合せ結果を表示できるようになります。「展開」をクリックして問合せフィルタを再度表示します。

問合せを再実行するには、「リフレッシュ」をクリックします。

問合せフィルタの編集と除去

問合せフィルタを編集するには、問合せペインでフィルタをクリックします。フィルタのプロパティ、演算子および値を変更し、「実行」をクリックして変更済問合せを実行します。

Note:

「選択したノードより下」オプションを使用して検索するときに選択したノードを変更した場合、元の選択したノードで同じ問合せを実行するか、現在選択しているノードで新しい問合せを実行するかを選択するよう求められます。

問合せフィルタを除去するには、フィルタで「X」をクリックし、「実行」をクリックして変更済問合せを実行します。

問合せの保存および保存済問合せの実行

問合せを保存するには:

問合せパネルで、「アクション」をクリックし、「保存」を選択します。
名前を入力し、オプションで説明を入力し、「保存」をクリックします。

Note:
「可視性」フィールドに、問合せがプライベート問合せとして保存されたことが示されます。ビューポイントに対するデータ・マネージャまたはメタデータ・マネージャ権限がある場合、それをパブリック問合せに移行して他のユーザーが表示および実行できるようにすることができます。

保存済問合せを実行するには:

問合せパネルから、実行する問合せを選択します。

Tip:
開いている問合せがすでにあり、別の保存済問合せを実行する場合、「ビューポイントの問合せ」タブをクリックして保存済問合せのリストに戻ります。
プライベート問合せは「ロック済」アイコンで示されます。パブリック問合せは「ロック解除済」アイコンで示されます。
オプション: 保存済問合せフィルタを編集します。
「実行」をクリックして保存済問合せを実行します。
オプション: 問合せフィルタを変更し、変更した問合せを保存する場合、問合せパネルで「アクション」をクリックし、「保存」を選択します。

Note:
プライベート問合せへの変更を保存できます。ビューポイントに対するデータ・マネージャまたはメタデータ・マネージャ権限があるユーザーのみが、パブリック問合せへの変更を保存できます。