オンザフライの計算を使用すると、データの値を変更して計算後の変化を即座に知ることができ、更新後の値を送信する必要はありません。
フォーム2.0で作業するとき、またはアド・ホック分析中は、変更をデータベースに送信してリフレッシュする必要なく、オンザフライの計算を実行できます。この機能により、時間が節約されて、グリッドに対する複数の変更を一度に実行できます。
フォーム2.0の場合は、このオプションは管理者がこの機能をフォームに対して有効化している場合に使用できます。この機能が有効化されているときは、2.0バージョンのフォームで、メンバー式が添付されたセルにカーソルを置くと、セルに関連付けられているメンバー式が表示され、オンザフライの計算を実行できます。
アド・ホック分析用に、管理者がこの機能を有効化している可能性があります。または、「ユーザー・プリファレンス」の「表示」タブの「アド・ホックのユーザー式の有効化」で「はい」を選択して、オンザフライでの計算の表示プリファレンスを設定できます。この設定が有効化されている場合、アド・ホック・グリッドで、メンバー式が添付されたセルにカーソルを置くと、セルに関連付けられているメンバー式が表示され、計算をオンザフライで実行できます。
計算をオンザフライで実行するには:
この例では、JanのSalesの式を表示できます。
式が表示されるようにするには、フォームまたはアド・ホック・グリッドの中に入力可能なセル(レベル・ゼロ・メンバー)があることが必要です。
式スプレッドを正しく機能させるには、計算値のすべてのソース・セルがフォームまたはアド・ホック・グリッドに表示されている必要があります。
色の変化は、セルの値が変更されたことを示します。データベースに変更を送信することなく、セルがすぐにリフレッシュされて、新しく計算された値が表示されます。
Note:
「オンザフライ計算の使用可能」を選択した場合でも、データ検証およびデータ値に基づくフォーマットのみルールを使用したセルのフォーマット(色の変更を含む)は、フォームのクライアントで計算されるセルには適用されません。
計算されたセルに影響を与える値を変更するこの例で、JanのSales Westの値を変更します:
[Tab]を押すと、オンザフライでの計算により、JanのSales、Sales WestのQ1およびSalesのQ1の更新値が計算されます。新しく計算された値の色の変化に注目してください。
計算値を変更するこの例で、FebのSalesの計算値を変更します:
[Tab]を押すと、計算されたセルに影響を与える値が更新されます。新しく計算された値の色の変化に注目してください。
オンザフライの計算はOracle Smart View for Officeで2.0バージョンのフォームまたはアド・ホック・グリッドで実行することもできます。Oracle Smart View for Officeの操作の変更の送信の必要のない計算の実行を参照してください。
サポートされる式関数および演算子を確認してください。Oracle Smart View for Officeの操作のオンザフライ計算でサポートされる関数と演算子を参照してください。
式関数の一部はオンザフライでの計算をサポートしていません。Oracle Smart View for Officeの操作のオンザフライでの計算でサポートされていない関数および式を参照してください。
オンザフライの計算を実行するときの追加の考慮事項は、Oracle Smart View for Officeの操作のガイドラインおよび考慮事項を参照してください。
チュートリアル
チュートリアルには、トピックの学習に役立つ一連のビデオやドキュメントを使用した手順が用意されています。
目的 | 方法の学習 |
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このチュートリアルでは、メンバー式を使用したアド・ホック分析中にオンザフライで計算を実行する方法を学習します。オンザフライの計算の作業は、WebでもSmart Viewでも行うことができます。 |