ルール・バランシング・データ・フォームの設計に関するベスト・プラクティス

  • データの入力ページで、すべてのルール・バランシング・フォームを格納できる「ルール・バランシング」フォルダを「フォーム」フォルダの下に作成します。(データの入力ページにアクセスするには、ホーム・ページで「データ」カードをクリックします。)

  • 見つけやすいように、すべてのルール・バランシング・データ・フォームの名前の先頭をBalancingという単語にします。

    「ルール・バランシング」フォルダにいくつかのルール・バランシング・データ・フォームが表示されている「データの入力」画面

  • すべてのルールを含み、「入力」、「調整(入)」、「調整(出)」、「配賦(入)」、「配賦(出)」および「配賦オフセット金額」メンバーを列として含むデータ・フォームを作成します。この初期フォームでは、できるかぎり多くのデータがルール・バランシング・ビューに表示されるようにします。

    「ルール・バランシング」グリッドでは、行は常にルールです。PCM_Ruleシステム・ディメンションのレベル0子孫を選択して、データ・フォームのを定義します。

    PCM_Ruleのレベル0子孫

    「ルール・バランシング」グリッドでは、列は常に残高メンバーです。PCM_Balanceディメンションで純残高に次のメンバーを追加して、データ・フォームのを定義します:

    「入力」、「調整(入)」、「調整(出)」、「配賦(入)」、「配賦(出)」および「配賦オフセット金額」が選択されている「メンバー選択」ダイアログ・ボックス

    次に、指定したPCM_Net Balanceメンバーのレベル0子孫を選択します。

    PCM_Net Balanceのレベル0子孫

    Enterprise Profitability and Cost Managementに同梱されているBksML50サンプル・アプリケーションでは、Balancing - All Stepsと呼ばれるデータ・フォームが次のように設定されています。このデータ・フォームでは、最上位の「顧客」「アクティビティ」および「製品」ディメンションを選択して、これらのディメンションの最上位までロールアップされたデータがルール・バランシング・レポートに表示されるようにしました。

    最上位レベルのディメンションが選択されているBalancing All Stepsのデータ・フォーム

    このデータ・フォームの結果として作成されたルール・バランシング・レポートは、次のように表示されます:

    Balancing - All Stepsのレポート

  • 追加のデータ・フォームを作成して、モデルの特定の部分に影響するルールに焦点を絞ることができるように、ルール・バランシング・レポートに表示されるルールを制限します。

    BksML50サンプル・アプリケーションでは、Balancing - Step 1 Occupancy and Base Activityデータ・フォームは、賃借料に関連するルールと基本アクティビティ・ルールのみを表示するように設定されています。このデータ・フォームでは、NoCustomerNoActivityおよびNoProductメンバーでビューをそれらのルールのみに制限しました。メンバー選択を変更して、さらに限定することにより、ルール・バランシング・ビューを制限できます。

    賃借および基本アクティビティ・ルールを表示するためのデータ・フォーム

    このデータ・フォームの結果として作成されたルール・バランシング・レポートは、次のように表示されます:

    賃借料の配賦を表示するルール・バランシング・レポート