埋込みテンプレート

1つのテンプレートを別のテンプレートに埋め込むことにより、あるタスク・テンプレートのタスクを別のテンプレートで再使用できます。テンプレートのタスクをスケジュールすると、埋込みテンプレートのタスクもスケジュールされます。たとえば、基本的に同じテンプレートが2つあり、一方のテンプレートに追加タスクがいくつか含まれているとします。1つのテンプレートに2つ目のテンプレートを埋め込むことを指定できるため、一方のテンプレートを変更した場合に、もう一方を更新する必要はありません。スケジュールを生成すると、そのスケジュールにはもう一方のテンプレートのタスクが組み込まれます。

たとえば、月次タスクのコア・セットを作成して四半期決算に対して拡張するには、四半期タスクと呼ばれる新しいタスクを作成し、月次タスクを埋め込んで、新しい追加タスクを追加します。また、年次テンプレートを作成して四半期テンプレートを埋め込み、必要に応じて、新しいタスクをさらに追加することもできます。

テンプレート内に埋め込むテンプレートを選択する場合、埋込みテンプレートのタスクをテンプレート内で編集可能にするオプションがあります。テンプレートを編集可能として埋め込むと、埋込みテンプレートのタスクを編集し、そのタスクを含むテンプレート内でタスク・プロパティをオーバーライドできます。複数のグループがビジネス・プロセスで利用できるような、一般的なタスクのコア・セットを含む、埋込み専用のテンプレートを作成できます。これにより、各グループは、マスター・テンプレートを作成して、そのマスター・テンプレートにコア・テンプレートを埋め込むことができます。各マスター・テンプレートには、自分のグループに固有の追加タスクを追加できます。マスター・テンプレート内の埋込みタスクは変更できます。オーバーライドされたフィールドは、各マスター・テンプレートで追跡されます。

まだオーバーライドされていないコア・タスクへのすべての変更は、マスター・テンプレートで即時に表示されます。削除するかわりに、ユーザーは、特定のマスター・テンプレート内のコア・タスクを非アクティブにして、スケジュールにデプロイされないようにできます。タスクがコア・セットに追加された場合、これらのタスクは、組織内の異なるグループのテンプレートに自動的に追加されます。

次の画像は、フィールドがどのように編集され、コア・テンプレートからマスター・テンプレートにオーバーライドされるかを示しています:

• コア・テンプレート: 「データのロード」タスクの最初のフィールドおよび「連結」タスクの最後のフィールドに対する更新は、オーバーライドされないかぎり、マスター・テンプレートに反映されます。
• 西部テンプレート: 「連結」タスクの最初のフィールドがオーバーライドされます。
• 中央テンプレート: 「データのロード」タスクの最初のフィールドに対するオーバーライドは、コア・テンプレートで更新された場合でも使用されます。
• 東部テンプレート: 「連結」タスクのすべてのフィールドはオーバーライドされ、これらの値が使用されます。

埋込みテンプレートは、直接デプロイするように設計されておらず、直接デプロイする他のテンプレートで使用されるように設計されたタスク・テンプレートです。次の列を使用して、埋込みテンプレートを識別します:

• 埋込み: 現在のテンプレートに埋め込まれたテンプレートのリスト。存在しない場合は空白です。
• 埋込み先: 現在のテンプレートが埋め込まれているテンプレートのリスト。存在しない場合は空白です。

  注:

  これらの列はデフォルトでは表示されませんが、「表示」メニューから表示できます。

テンプレートを埋め込むには: