EPM Cloud環境の接続について

概要

サービス管理者は、次のタイプの複数のEPM Cloud環境を接続できます。

  • Account Reconciliation

  • Enterprise Profitability and Cost Management

  • Financial Consolidation and Close

  • フリーフォーム

  • Narrative Reporting

  • Planning

  • Planningモジュール

  • Profitability and Cost Management

  • Sales Planning

  • Strategic Workforce Planning

  • Tax Reporting

サービス管理者が接続を設定すると、EPM Cloud環境全体に対するアクセス権を持つユーザーは、1回のログインで単一のアクセス・ポイントから複数の環境間をナビゲートできるようになります。フォームやダッシュボードなど、複数の環境からのアーティファクトについても、ナビゲーション・フローのクラスタ内またはカード上のタブ内で混合できます。ターゲット環境に含まれるアーティファクトへのアクセス権はユーザーの役割によって決まります。

注:

Oracle Analytics Cloud Enterprise EditionまたはProfessional Edition 5.6からEPM Cloudプラットフォームに直接接続することもできます(両方のサービスを使用している場合)。接続を構成した場合は、Oracle Analytics CloudのEPM Cloudビジネス・プロセスからデータをビジュアル化できます。Oracle Analytics Cloudでビジュアライゼーションおよびダッシュボードを作成するために、メタデータ・リポジトリ(RPD)ファイルでEPMデータをモデル化する必要はありません。詳細は、Oracle Analytics Cloudドキュメントを参照してください。

また、Oracle NetSuite Account ReconciliationおよびOracle NetSuite Planning and Budgetingにも接続できます。

どちらの環境に接続できるか。

ソース環境とは、接続の作成元となる環境です。ターゲット環境とは、ソース環境から接続する環境です。

次のソース環境を接続できます(これらの環境はターゲット環境にすることもできます):

  • Enterprise Profitability and Cost Management

  • フリーフォーム

  • Financial Consolidation and Close

  • Oracle NetSuite Planning and Budgeting

  • Planning

  • Planningモジュール

  • Sales Planning

  • Strategic Workforce Planning

  • Tax Reporting

また、ソース環境は次のターゲット環境に接続できます(これらの環境はソース環境にすることはできません)。

  • Account Reconciliation

  • Narrative Reporting

  • Oracle NetSuite Account Reconciliation

  • Profitability and Cost Management

他のEPM Cloud環境に接続する方法

考慮事項

  • サービス管理者のみが環境間接続を作成します。

    ユーザーがナビゲーション・リンクをクリックすると、リンク先の環境が開きます。リンク先の環境内でのアクセスは、ユーザーに割り当てられた事前定義済の役割とアクセス権限(存在する場合)によって決まります。

  • 環境間をシームレスにナビゲートするためには、環境間のナビゲーション・フローが設定されているすべての環境インスタンスが同じアイデンティティ・ドメインに属している必要があります。

    注:

    ターゲットとソースの環境インスタンスが同じアイデンティティ・ドメインに属していない場合は、それらのインスタンス間の接続を確立できません。

  • サービス管理者が、企業のSSO (アイデンティティ・プロバイダ)資格証明を使用して環境間接続を構成することはできません。

    環境がSSO用に構成されている場合は、環境間接続を構成するサービス管理者に、アイデンティティ・ドメイン資格証明が保持されている必要があります。アイデンティティ・ドメイン資格証明によるサインインの有効化を参照してください。

  • 特定のユース・ケース・シナリオでは、テスト環境と本番環境の間で環境間接続を移行すると、問題が発生することがあります。詳細は、EPM Cloud接続を移行する際の考慮事項を参照してください。

  • 環境間接続でバニティURLはサポートされていません。

トラブルシューティング

環境を接続する際の一般的なエラーを修正する方法については、Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドナビゲーション・フローに関する問題の処理を参照してください。

ビデオ

目的 次のビデオを視聴
EPM Cloudワークフローをカスタマイズする方法を学習するには、このビデオをご覧ください。 ビデオ・アイコン 概要: EPM Cloudビジネス・プロセスを統合するためのナビゲーション・フローの構成