ルールのタイプ

Enterprise Profitability and Cost Managementアプリケーションには、2つのタイプのルールがあります:

  • 配賦ルールは、配賦されたデータのソースおよび宛先、データの配賦に使用されるドライバおよび勘定科目を貸借一致させるためにオフセットが配置される位置を定義します。

    配賦ルールの例には次のものがあります:

    • 賃貸および水道光熱費の再割当て。賃貸費用と水道光熱費が企業のコスト・センターからビジネス機能のコスト・センターに再度割り当てられます。各コスト・センターによって使用される各建物の平方フィートに基づいたドライバが、費用の配賦に使用されます。

    • 製品の材料の配賦。材料のコストが、バイク・ファミリの製品に配賦されます。製品ごとの材料の消費の一意のレートを反映するドライバ・メンバーBOMRateが、ドライバ基準で使用されます。

    • アクティビティのコスト計算の割当て。各コスト・センターで収集されたアクティビティ時間の分割の統計に基づいて、機能コスト・センターごとの営業費用が、ビジネス維持、顧客維持または製品維持のアクティビティに割り当てられます。

  • カスタム計算ルールには、Oracle Essbase MDXフォーマットの式が含まれ、主にデータの調整または後続の配賦ルールで使用されるドライバ値の作成に使用されます。

    カスタム計算ルールの例には、本社で水道光熱費が10パーセント増える水道光熱費の調整などがあります。

Note:

前述の配賦ルールとカスタム計算ルールの例は、Enterprise Profitability and Cost Managementに付属のBksML50サンプル・アプリケーションで使用されるルールの一部です。様々なタイプのルールを理解するために、サンプル・アプリケーションの例を参照できますが、これらの例は、作成するアプリケーションに必ずしも関連するとはかぎらないことに注意してください。