copyToObjectStorage

現在の環境からOracle Object Storage Cloudバケットにファイルまたはスナップショットをコピーします。

スナップショットをコピーする場合、このコマンドは、その内容をOracle Object Storageにコピーする前に圧縮します。

ファイルの高速コピーを円滑にするため、このコマンドで大きなファイル(100 MBを超える)を10 MBのセグメント(FILE_NAME/FILE_NAME_object_store_bytes_seg_0からFILE_NAME/FILE_NAME_object_store_bytes_seg_nという名前)に分割し、マニフェスト・ファイル(FILE_NAME/FILE_NAME.manifestという名前)を作成します。ファイル・セグメントは、マニフェスト・ファイルとともにOracle Object Storageに格納されます。オブジェクト・ストレージ・コンソールでは、ファイルは、ファイル・セグメントおよびマニフェスト・ファイルを含む論理ディレクトリとして表示されます。

100 MB未満のファイルはセグメント化されず、元のファイル名で格納されます。

適用対象

PlanningPlanningモジュールフリーフォームFinancial Consolidation and CloseTax ReportingAccount ReconciliationProfitability and Cost ManagementEnterprise Profitability and Cost ManagementOracle Enterprise Data Management CloudNarrative ReportingStrategic Workforce PlanningおよびSales Planning

必要な役割

サービス管理者

使用方法

epmautomate copyToObjectStorage SOURCE_FILE_NAME USERNAME PASSWORD URL。ここで:

  • SOURCE_FILE_NAMEは、Oracle Enterprise Performance Management Cloudのファイルまたはスナップショットの名前です。スナップショットをコピーする場合、ZIP拡張子を指定しないでください。
  • USERNAMEは、Oracle Object Storage Cloudへの書込みに必要なアクセス権を持つユーザーのIDです。

    フェデレーション・アイデンティティ・プロバイダで作成されたユーザーの場合は、ユーザーの完全修飾名を指定します(たとえば、exampleIdP/jdoeexampleIdP/john.doe@example.com。ここで、exampleIdPはフェデレーション・アイデンティティ・プロバイダの名前)。その他のユーザーの場合は、ユーザーIDを指定します。

  • PASSWORDは、ユーザーに関連付けられているSwiftパスワードまたは認証トークンです。このパスワードは、オブジェクト・ストレージ・コンソールへのサインインに使用するパスワードとは異なります。認証トークンは、Oracleで生成されるトークンであり、たとえば、Swiftクライアントでの認証など、サード・パーティのAPIでの認証に使用します。このトークンを作成する手順は、Oracle Cloud Infrastructureドキュメント認証トークンを作成するにはを参照してください。
  • URLは、オプションのオブジェクト名が追加されたOracle Object Storage CloudバケットのURLです。

    オブジェクト名のないURL形式:

    https://swiftobjectstorage.region_identifier.oraclecloud.com/v1/namespace/bucket_name

    オブジェクト名があるURL形式:

    https://swiftobjectstorage.region_identifier.oraclecloud.com/v1/namespace/bucket_name/object_name

    このURLのコンポーネント:
    • region_identifierは、Oracle Cloud Infrastructureホスティング・リージョンです。
    • namespaceは、すべてのバケットとオブジェクトの最上位のコンテナです。各Oracle Cloud Infrastructureテナントには、アカウントの作成時に、システムによって生成された一意のObject Storage名前空間名が割り当てられます。テナンシの名前空間名(axaxnpcrorw5など)は、すべてのリージョンで有効です。
    • bucket_nameは、データとファイルを保存する論理コンテナの名前です。バケットはコンパートメントの下に整理され、維持されます。システムで生成されたバケット名(たとえば、bucket-20210301-1359)は、現在の年、月、日、および時刻を反映します。
    • object_nameは、オプションであり、Oracle Oracle Object Storage Cloud上のファイルに使用する名前です。オブジェクト名を指定しない場合、ファイルは元の名前でコピーされます。

    詳細は、Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントのこれらのトピックを参照してください。

これらの例では、URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKETを、次の形式の作業URLに置換します: https://swiftobjectstorage.region_identifier.oraclecloud.com/v1/namespace/bucket_name/

  • スナップショットをObject Storageバケットにコピーし、名前を変更します。

    epmautomate copyToObjectStorage "Artifact Snapshot" oracleidentitycloudservice/jDoe example_pwd URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET/Snapshot_04_30_21

  • ファイルをObject Storageバケットにコピーします。

    epmautomate copyToObjectStorage example_file.txt oracleidentitycloudservice/jDoe example_pwd URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET

  • ファイルをObject Storageバケットにコピーし、名前を変更します。

    epmautomate copyToObjectStorage example_file.txt eoracleidentitycloudservice/jDoe example_pwd URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET/epm_text_file.txt