日次メンテナンス操作

日次メンテナンスは、次の操作を実行する自動化プロセスです:

  • アーティファクト・スナップショットと呼ばれるメンテナンス・スナップショットの作成
  • 必要なあらゆるパッチの適用(月次更新、週次パッチ、個別パッチなど)
  • 構成の調整(キャッシュなど)
  • 過去24時間に実行されたアクティビティと作成されたログすべての分析、およびアクティビティ・レポートの作成

新しいメンテナンス・スナップショットによって、以前のスナップショットが置き換えられます。環境をバックアップするために毎日スナップショットをダウンロードすることをお薦めします。メンテナンス・スナップショットを使用した環境のバックアップと復元を参照してください。

Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境は、Oracle Essbaseバックアップを作成し、必要なパッチを適用するために、日次メンテナンス中は停止されます。その後、環境は再開され、メンテナンス・プロセスによりデータベースをバックアップする間、サービス管理者のみが環境を使用できます。

環境はメンテナンス・ウィンドウ中にユーザーに提供されないため、サービス管理者は誰もサービスを使用しない1時間を特定する必要があります。接続ユーザーはすべてログオフされ、保存されていないデータは失われます。

Note:

ユーザーがデータを保存できるように、EPM Cloudでは、メンテナンス・プロセスの開始15分前に、メンテナンス開始の通知が表示されます。

一部のサービスでは、追加のメンテナンス操作を実行することがあります。たとえば、PlanningモジュールAccount ReconciliationおよびFinancial Consolidation and Closeでは、コンテンツ・アップグレードのために追加のメンテナンス時間が必要になることがあります。

デフォルトのメンテナンス開始時間

デフォルトのメンテナンス開始時間は、使用している環境をホストしているデータ・センターの現地時間の午後10:00から午前1:00の間です。環境でデフォルトの開始時間をリセットしていない場合、午後10:00から午前1:00(データ・センターの現地時間)までの間に開始するようにランダムに設定されます。ユーザーがメンテナンス開始時間を選択した後は、その選択が優先されます。

また、日次メンテナンスが計画されているため、マイ・サービス・コンソールの環境のステータスは、その日に計画されている他のメンテナンスがない場合も、常にPlanned Maintenance (黄色)として表示されます。
EPM Cloudが影響を受けるステータス

日次メンテナンス完了をユーザーに通知

EPM Cloudは日次メンテナンスに対して1時間を示していますが、通常はそれよりも短い時間で完了します。カスタム・スクリプトを使用して、ユーザーに日次メンテナンスの完了を通知し、ユーザーがアクティビティを再開できるようにすることができます。Oracle Enterprise Performance Management Cloud EPM自動化の操作日次メンテナンス完了をユーザーに通知を参照してください。