条件演算子を使用する場合は、次の事項を考慮してください。
expressionには任意の有効な算式を指定できます。式は、定数(整数または実数)、参照または別の関数の任意の組合せです。
referenceには任意の有効な参照を指定できます。したがって、IFNN
参照プロパティを参照の一部として利用できます。
conditionには、複合条件And、NotおよびOrに適用される任意の有効な条件を指定できます。これらの演算子には埋込み条件を設定できます。(And、NotおよびOr演算子はカッコで囲む必要があります。)
条件内の任意のexpression
が#errorまたは#missing値を返した場合、If
関数は#missingまたは#errorを返します。これは、IsMissing
、IsError
またはIsNonNumeric
条件を使用している場合は適用されません。
表10-10 条件演算子
条件演算子 | 構文 | ロジック |
---|---|---|
次と等しい |
expression |
左の式が右の式と等しいかどうかをテストします。 端数処理が必要な場合は、 例: |
次より大きい |
expression |
左の式が右の式より大きいかどうかをテストします。 例: |
次以上 |
expression |
左の式が右の式以上かどうかをテストします。 正しい構文は>=です。構文=>はサポートされていません。 例: |
次より小さい |
expression |
左の式が右の式より小さいかどうかをテストします。 例: |
次より小さいまたは 次と等しい |
expression |
左の式が右の式以下かどうかをテストします。 正しい構文は<=です。構文=<はサポートされていません。 例: |
次と等しくない |
expression expression |
左の式が右の式と等しくないかどうかをテストします。 端数処理が必要な場合は、 例:
|
IsMissing |
|
参照に#missingの結果が含まれているかどうかをテストします。 参照が展開される行または列である場合、条件がtrueになるには、すべての結果セルが#missingである必要があります。 例: |
IsError |
|
参照に#errorの結果が含まれているかどうかをテストします。 参照が展開される行または列である場合、条件がtrueになるには、すべての結果セルが#errorである必要があります。式行および式列のみ#errorになる可能性があります。 例: |
IsNonNumeric |
|
参照に#missingまたは#errorの結果が含まれているかどうかをテストします。 参照が展開される行または列である場合、条件がtrueになるには、すべての結果セルが#missingまたは#error(あるいはその両方)である必要があります。 例: |
カッコ |
|
条件をグループ化します。 例: |