算式は、グリッド参照、算術関数および算術演算子の組合せで構成されます。グリッド参照では、現在のグリッドまたは別のグリッドの値が計算で使用されます。グリッド内の式行、式列、式セル、または式セルの範囲で算術式を定義できます。たとえば、1つ以上の行を加算する算式を作成できます。または、2つの行を乗算し、3番目の行を追加してその結果を表示できます。算式で使用できる算術関数の詳細は、算術関数を参照してください。
式行または式列の定義では、次の点に注意してください。
算式の結果は、1つ以上の指定したセルの基礎となるデータ値に基づいて計算されます。算式で使用されるセルがスケールを使用するように書式設定されている場合、算式では基礎となる書式設定されていないデータ値が使用されるため、算式の結果がセルに対して表示されている値と異なる場合があります。
デフォルトでは、欠落データ(#MISSING)が含まれているセルは、IfNonNumberプロパティを使用して別に指定されていないかぎり、算式ではゼロ(0)として処理されません。除算を使用する算式では、エラーが返されます。