バースティングについて

バースティングを使用すると、1つのデータ・ソースの単一ディメンションの複数のメンバーに対して単一のレポートまたはブックを実行し、各メンバーの出力を公開できます。

レポートまたはブックをバースティングすると、「PDF」または静的な(Smart Viewでリフレッシュ不可)「Excel」ワークブックのいずれかに公開できます

バースティングを使用して、公開された出力ファイルを指定の受信者リストに添付してEメールを送信できます。公開された出力ファイルをライブラリに保存することもできます。公開された出力ファイルのEメール送信とライブラリへの保存の両方を実行することもできます。

Narrative Reportingデプロイメントの場合、「スケジュール」機能は、Narrative Reporting Webユーザー・インタフェースを介してサポートされません。ただし、EPM自動化コマンドを介してスケジュール・タスクを実行できます。

Oracle Enterprise Performance Management Cloudデプロイメントでは、バースティング定義のスケジュールは、EPM Cloudプラットフォームのジョブ・スケジューラを介して実行されます。

バースティングで、New YorkHoustonなどの2つのエンティティに対して「レポート」または「ブック」を実行し、出力に公開する例を示します。

  • 場所がNew Yorkの出力ファイルを特定のEメール受信者b.smith@example.comに送信します。

  • 同様に、場所がHoustonの出力ファイルを特定のEメール受信者m.jones@example.comに送信します。

  • 生成された出力ファイルをNarrative Reportingライブラリに保存し、ユーザーの権限に基づいて、公開された出力文書を表示またはアクセスできます。


バースティング機能の概要

成功および失敗通知のEメールを構成し、バースティング実行ステータスの詳細を送信できます。

ターゲット配布ファイルを使用できます。これは、対応するEメール・アドレスおよびライブラリ権限に対するユーザーまたはグループとともに、バースティングするメンバーのリストを定義するカンマ区切り値(CSV)ファイルです。

ターゲット配布ファイルを使用して、次のいずれかを実行できます。

  • 出力ファイルをシステム・ユーザーおよびグループと、外部Eメール・アドレスに送信します。

  • システム・ユーザーおよびグループに対するライブラリ・アクセス権限を設定します。

バースティング出力は、次の3つの方法で生成できます。

  • ターゲット配布ファイル(CSV)を使用して、個別のEメールおよび各メンバーの出力ファイルに対するライブラリ・アクセス権限を送信できます。


    バースティング出力のユース・ケース1
  • 「Eメール」チャネルで生成されたすべてのレポートを1つのEメールで送信オプションを選択し、ターゲット配布ファイルは使用されません。


    バースティング出力のユース・ケース2
  • 「バースティングPOVディメンション」「なし」に定義できます。これにより、単一の出力ファイルを指定のユーザーにEメールで送信し、出力ファイルをライブラリに公開できます。


    バースティング出力のユース・ケース3

Eメール・チャネルを有効にしたターゲット配布ファイルの使用

ターゲット配布ファイルを選択した後、「Eメール」のみを選択した、最初のユース・ケースを示します。

次のイメージは、ターゲット配布ファイルです。


ターゲット配布CSVファイル

バースティングPOVディメンションにメンバーが選択されています。


バースティングPOV

メンバーの出力ごとに個別のEメールが送信されます。


送信される個別のEメール

ライブラリ・チャネルを有効にしたターゲット配布ファイルの使用

ターゲット配布ファイルを選択した後、「ライブラリ」のみを選択した、2つ目のユース・ケースを示します。

次のイメージは、ターゲット配布ファイルです。


ターゲット配布CSVファイル

次のイメージは、バースティングPOVディメンションにメンバーが選択されていることを示しています。


バースティングPOV

次のイメージは、Narrative Reportingライブラリの出力ファイルを示しています。


NRライブラリのPDF出力

Eメールとライブラリの両方のチャネルを有効にしたターゲット配布ファイルの使用

ターゲット配布ファイルを選択した後、「Eメール」および「ライブラリ」の両方のオプションを選択した、最後のユース・ケースを示します。

ノート: 「Eメール」「ライブラリ」の両方のチャネルを選択した場合は、生成されたすべてのレポートを1つのEメールで送信と、配布リストおよびユーザー・リストが定義されている生成されたレポートへの権限の割当の両方を選択できます(逆の場合も同様です)。

オプション1: 生成されたすべてのレポートを1つのEメールで送信と、配布リストおよびユーザー・リストが定義されている生成されたレポートへの権限の割当の両方のオプションを選択します。

「Eメール」で、生成されたすべてのレポートを1つのEメールで送信オプションを選択します。


Eメール・チャネルの選択

「ライブラリ」で、生成されたレポートへの権限の割当オプションを選択します。


ライブラリ・オプションの選択

すべてのメンバーに対して単一のEメールが送信されます。


Eメール・オプション

出力レポートはNarrative Reportingライブラリに配置されます。


ライブラリにあるPDF出力ファイル

ユーザーの権限はすべての出力ファイルに対して設定されます。


ターゲット配布 - ユーザーの検査

オプション2: 「ライブラリ」で、配布リストユーザー・リストが定義されている生成されたレポートへの権限の割当を選択します。

「Eメール」チャネルで、生成されたすべてのレポートを1つのメールで送信を選択せずに、「添付名」「バースティングEメール」などの他のオプションをすべて定義します。


ターゲット配布 - バースティング・ファイル・オプション

オプション3: 「Eメール」チャネルで、生成されたすべてのレポートを1つのEメールで送信を選択し、配布リストを定義します。

「ライブラリ」チャネルで、生成されたレポートへの権限の割当を選択せずに、「アーティファクト名」「ルート・フォルダ」「ユーザー・リスト」などの他のオプションをすべて定義します。


ターゲット配布 - バースティング・ファイル

詳細は、次のビデオおよびチュートリアルを参照してください。

  • 次の概要ビデオを視聴して、バースティングの詳細を学習します。

    ビデオ・アイコン -- 概要: ターゲット・レポートおよび配布のためのNarrative Reportingのバースティング.

    このビデオは、バースティング機能に注目します。新機能を使用して、同じディメンションの複数のメンバーに対する財務または管理レポートまたはブックを迅速に実行し、各メンバーの出力をPDFとして公開し、PDFをEメールまたはライブラリの文書で様々な受信者に配布できます。

  • 次のチュートリアル・ビデオを視聴して、バースティング定義を作成する方法を学習します。

    ビデオ・アイコン -- バースティング定義の作成.

    バースティング定義の作成方法を学習します。必要な選択および設定をすべて定義し、目的のPOVメンバー選択を使用してレポートまたはブックのPDF出力を生成および配布します。