グループ化に関する考慮事項

現在のリリースでは、グループ化に関して次の考慮事項があります。

  • グループ内でセグメントを挿入または除去すると、グループ化は除去されます。ただし、最も外側のグループ化の前または後にセグメントを挿入または除去すると、既存のグループは変更されずに残ります。

  • 同じ軸に複数のグループ化が存在する場合(たとえば、行に勘定科目、エンティティおよびセグメント・ディメンションがある場合)、内部レイヤー・グループ(エンティティ)が除去されると、外部レイヤーのグループ(勘定科目)も除去されます。外部レイヤー・グループ(勘定科目)が除去された場合、内部レイヤーのグループ(エンティティ)は影響を受けません。

  • 1つのディメンションのみの軸はグループ化できません。

  • 最も内側のレイヤーはグループ化できません。たとえば、行には「勘定科目」「エンティティ」および「セグメント」ディメンションがあり、「勘定科目」または「エンティティ」(あるいはその両方)でのみグループ化でき、「セグメント」ではグループ化できません。

  • 軸のディメンション・レイアウトを変更し、ディメンションを追加、除去または移動した場合、軸のすべてのグループ化は除去されます。

  • グループ化を含むセグメントをコピーした場合、グループ化プロパティはコピーされません。コピーされるソース・セグメントのグループ化プロパティは影響を受けません。

  • グループ化に含まれるセグメントを移動すると、移動時にグループ化は除去されます。

  • セグメントのグループ内にセグメントを貼り付けると(セグメントのコピーまたは移動処理から発生)、グループ化は除去されます(グループ化内への挿入処理と同様)。

  • データ・セグメントは、関連するテキスト/式/セパレータ・セグメントがなくてもグループに存在できます。ただし、これは、PDF出力の新規印刷ページで各グループが開始できるためにのみ使用されます。

  • 「改ページ」プロパティは、グループに含まれる行/列に設定できません。

  • グループ化された行/列に対してチャートを作成できません。グループに含まれる行または列への参照がチャートに含まれる場合、検証エラーが発生します。グループ化された行/列に対してチャートが作成されていないかぎり、グループ化があるグリッドへの参照をチャートに含めることができます。