Calculation Managerでは、高度なマルチディメンショナル・ビジネス・ルールの作成、検証、デプロイ、管理ができます。
通常、ビジネス・ルールは次の目的で作成します。
エンティティ間でのコストの割当て
収益のモデル化
費用のモデル化
貸借対照表の準備
キャッシュ・フローの計算
為替換算調整勘定の計算
グループおよび小数株主持ち分の計算
繰延税金の計算
ビジネス・ルールを作成する前に、データベース・アウトラインおよび使用するアプリケーションについて熟知しておく必要があります。この情報を把握しておくと、ビジネス・ルールをより効率的に作成できます。また、データに関して、次も理解しておく必要があります:
データの保管と集約方法
データがデータベースにロードされるレベル
計算の順序
計算を実行する主な仮定
ビジネス・ルールは、式、スクリプト、ループ、データおよびメンバーの範囲、テンプレートおよび実行時プロンプト変数を含む変数などのコンポーネントを使用して作成できます。(コンポーネントを使用したビジネス・ルールおよびテンプレートの設計を参照してください。)
ビジネス・ルールを作成する際は、作業しているコンポーネント、テンプレートおよび変数を開いたままにできます。Calculation Managerでは、ルールを作成する際にタブ間を簡単に移動できるように、タブ付きインタフェースでこれらのオブジェクトが表示されます。最大10個のタブを開くことができます。ただし、最適なパフォーマンスを得るためには、10個を超えるオブジェクトを同時に開かないことをお薦めします。
Planningでビジネス・ルールを起動するには、管理者がルールに対する起動権限を付与する必要があります。
注:
また、2つ以上の関連するルール(またはルールセット)を同時にまたは連続して起動できるビジネス・ルールを作成できます。ビジネス・ルールセットの設計を参照してください。