変数について

変数は、それらに対して定義する値を想定します。ビジネス・ルールおよびテンプレートの設計時にコンポーネントでこれらを使用します。

次の方法で変数を作成することができます:

  • 変数デザイナのボタンをクリックして、変数デザイナを起動します。
  • ルール、スクリプト、式またはテンプレート内の、「変数セレクタ」ダイアログ・ボックスを使用できる任意の場所から変数を作成します。

    例:

    • ルールを開き、「メンバー範囲」コンポーネントにドラッグします。
    • ディメンションの横の「選択」ボタンをクリックし、「変数」を選択します。
    • 「変数の選択」ダイアログ・ボックスで、「作成」をクリックして変数を作成します。

変数を作成する場合、その変数は、選択したレベル(グローバル、アプリケーション、プラン・タイプまたはビジネス・ルール)で作成されます。同じ名前の変数が各レベルに作成された場合、最低レベルの変数がルールで使用されます。たとえば、vMonthという名前のグローバル変数と、Monthという名前のプラン・タイプの変数を作成した場合、プラン・タイプの変数がルールで使用されます。

変数には、次の2つのタイプがあります:

  • 実行 - ビジネス・ルールを起動すると、変数に対して定義された計算が実行されます。スクリプト・コンポーネントまたは固定ループのコンポーネントで実行変数を使用できます。

  • 置換 - ビジネス・ルールの設計または起動時に、計算内で変数が置換されます。任意のコンポーネントで置換変数を使用できます。

    いくつかのタイプの実行および置換変数を作成できます。作成できる変数は、アプリケーション・タイプと、実行変数と置換変数のどちらを作成するかに応じて異なります。

    注:

    非Groovyルールの場合、メンバーまたはメンバー(複数)タイプの変数のみが、集約ストレージ・オプション(ASO)タイプのPlanningキューブでサポートされているタイプの変数です。

ビジネス・ルールを起動する際にユーザーに情報を入力するよう求める変数を作成できます。これらの実行時プロンプト変数は、メンバー、テキスト、日付または数値などの情報の入力をユーザーに求めます。これらのプロンプトは、どのデータ型が必要かをユーザーに示します。

例:

  • 月を選択します。

  • 四半期ごとの予想顧客数を入力します。

  • 翌月に予測される収益変化のパーセンテージを指定します。

変数を作成するアプリケーション・タイプに応じて、最大4つのデータベース・オブジェクトに変数を関連付けられます。変数は同時に複数のオブジェクトに存在し、各オブジェクトで同じ名前を使用できます。