視点コンポーネントの作成

ビジネス・ルール内から視点コンポーネントを作成します。

視点コンポーネントを作成するには:

  1. システム・ビューでルールを右クリックし、「開く」を選択します。

    ビジネス・ルールがルール・デザイナに表示されます。

  2. ビジネス・ルールのフロー・チャート内の視点コンポーネントを作成する場所を決定したら、新規オブジェクト・パレットから「視点」コンポーネントをドラッグし、フロー・チャート内のその場所にドロップします。

    視点オブジェクトが内部に矢印の付いた2つの丸として表示されます。

  3. 「視点」で、視点コンポーネントを識別するキャプションを入力します。このキャプションは、その視点を使用するルールのフロー・チャート内で、コンポーネントの上に表示されます。
  4. オプション: 視点のグローバル範囲を定義するには、次のいずれかのタスクを行います:

    注:

    視点コンポーネントを作成する対象のビジネス・ルールにグローバル範囲が定義されている場合、「視点」タブにはビジネス・ルールのメンバー選択がデフォルトで表示されます。グローバル範囲がビジネス・ルールに定義されているかどうか確認するには、フロー・チャートで「開始」または「終了」タブを選択します。次に、「グローバル範囲」タブをクリックして、メンバー、関数または変数が定義されているかどうかを確認します。

    • 「変数セレクタ」をクリックして、視点を定義する変数を選択または作成します。変数を選択する場合、「変数に動的にリンク」を選択すると、変更が行われる際に変数が動的に確実に更新されます。

    • 「メンバー・セレクタ」をクリックして、視点を定義するメンバーを選択します。

    • 「値」列でディメンションの行をクリックして、視点を定義するメンバーの名前を入力します。

    • ディメンションの行をクリックし、「アクション」アイコンをクリックし、次のいずれかのオプションを選択してメンバーを入力します。

      • メンバー(コンポーネントへのメンバーおよび関数の追加を参照)

      • 変数(変数の操作を参照)

        非Groovyルールの場合、メンバーまたはメンバー(複数)タイプの変数のみが、集約ストレージ・オプション(ASO)タイプのPlanningキューブでサポートされているタイプの変数です

      • 関数 (関数の操作を参照)

        入力する関数はレベル0のメンバーのみを戻し、関数名の前に@記号が含まれる必要があります。Listパラメータを持つすべての関数では、単一のメンバー、または1つのメンバーかメンバー・リストを戻す関数を入力する必要があります。

        入力できる関数は次のとおりです:

        • 入力メンバーを指定すると、@ANCESTOR(Member Name,Index|Layer)は指定されたインデックスまたはレイヤーの祖先を戻します。(ルールのPOVでのみ@ANCESTORを使用します。)

        • @ATTRIBUTE(Attribute Member Name)は、指定された属性メンバーに関連付けられているすべての基本メンバーのリストを生成します。

        • @COUSIN(Member Name,Cousin Member Name)は、別の祖先のメンバーと同じ位置の子メンバーを戻します(ルールのPOVでのみ@COUSINを使用します。)

        • @DISTINCT(List1)は、重複するタプルをセットから削除します(ルールのPOVでのみ@DISTINCTを使用します。)

        • @EXCEPT(List1,List2)は、2つのセット間の違いを含むサブセットを戻し、オプションで重複を保持します(ルールのPOVでのみ@EXCEPTを使用します。)

        • @FilterDynamic(Dimension Name,Member Name)は、メンバーのリストからすべての動的メンバーを削除します(ルールのPOVでのみ@FilterDynamicを使用します。)

        • @FilterShared(Dimension Name,Member Name)は、メンバーのリストからすべての共有メンバーを削除します(ルールのPOVでのみ@FilterSharedを使用します。)

        • @FilterSharedAndDynamic(Dimension Name,Member Name)は、メンバーのリストから、動的で共有されているすべてのメンバーを削除します(ルールのPOVでのみ@FilterSharedAndDynamicを使用します。)

        • @FIRSTCHILD(Member Name)は、入力メンバーの最初の子を戻します(ルールのPOVでのみ@FIRSTCHILDを使用します。)

        • @FIRSTSIBLING(Member Name)は、入力メンバーの親の最初の子を戻します。グローバルPOVでのみ@FIRSTSIBLINGを使用します。

        • @GEN(Member Name)は、指定されたメンバーの入力世代数によって指定されるメンバーを戻します(ルールのPOVでのみ@GENを使用します。)

        • @GENMBRS(Member Name,Generation)は、入力世代数によって指定された世代を戻します。(ルールのPOVでのみ@GENMBRSを使用します。)

        • @ILSIBLINGSは、指定されたメンバーおよびその左側の兄弟を戻します。(ルールのPOVでのみ@ILSIBLINGSを使用します。)

        • @INTERSECT(List1,List2)は、2つの入力セットの共通部分を戻します(オプションで重複の保持が可能)(ルールのPOVでのみ@INTERSECTを使用します。)

        • @IRSIBLINGSは、指定されたメンバーおよびその右側の兄弟を戻します。(ルールのPOVでのみ@IRSIBLINGSを使用します。)

        • @LAGGEN(Member Name,Index)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序を使用して、同じ世代の指定されたメンバーよりnステップ後ろのメンバーを戻します。グローバルPOVでのみ@LAGGENを使用します。

        • @LAGLEV(Member Name,Index)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序を使用して、同じレベルの指定されたメンバーよりnステップ後ろのメンバーを戻します。グローバルPOVでのみ@LAGLEVを使用します。

        • @LASTCHILD(Member Name)は、入力メンバーの最後の子を戻します(ルールのPOVでのみ@LASTCHILDを使用します。)

        • @LASTSIBLING(Member Name)は、入力メンバーの親の最後の子を戻します。グローバルPOVでのみ@LASTSIBLINGを使用します。

        • @LAYERGEN(Member Name,Index)は、指定されたメンバーのレイヤーに基づく世代を戻します。

          @LAYERGENは、たとえば、@ANCESTOR(member,layer,index)など、パラメータがレイヤーを検索する関数内でのみ使用できます。@LAYERGENを単独で使用することはできません。ルールのPOVでのみ@LAYERGENを使用します。

          次の「期間」ディメンションで、@Level0Descendants(@ANCESTOR(Jul,@LAYERGEN(Period,3)))は「7月」、「8月」、「9月」を戻します


          期間ディメンション

        • @LAYERLEVEL(Member Name,Index)は、指定されたメンバーのレイヤーに基づくレベルを戻します。

          @LAYERLEVELは、たとえば、@ANCESTOR(member,layer,index)など、パラメータがレイヤーを検索する関数内でのみ使用できます。@LAYERLEVELを単独で使用することはできません。ルールのPOVでのみ@LAYERLEVELを使用します。

          次の「期間」ディメンションで、@ANCESTOR(Oct,@LAYERLEVEL(Period,0))は「10月」、「11月」、「12月」を戻します


          期間ディメンション

        • @LEADGEN(Member Name,Index)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序を使用して、同じ世代の指定されたメンバーよりnステップ先のメンバーを戻します。グローバルPOVでのみ@LEADGENを使用します。

        • @LEADLEV(Member Name,Index)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序を使用して、同じレベルの指定されたメンバーよりnステップ先のメンバーを戻します。グローバルPOVでのみ@LEADLEVを使用します。

        • @Level0Descendant(Member Name)は、展開して、指定されたメンバーのすべてのレベル0の子孫を含めます

        • @LIST(Argument)は、メンバーのリストを戻します(ルールのPOVでのみ@LISTを使用します。)

        • @LSIBLINGSは、指定されたメンバーの左側の兄弟を戻します。(ルールのPOVでのみ@LSIBLINGSを使用します。)

        • @NEXTLEVMBR(Member Name)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序を使用して、同じレベルの次のメンバーを戻します。グローバルPOVでのみ@NEXTLEVMBRを使用します。

        • @NEXTMBR(Member Name)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序に従って、同じ世代またはレベルの次のメンバーを戻します(ルールのPOVでのみ@NEXTMBRを使用します。)

        • @PARENT(Member Name)は、メンバーの親を戻します。(ルールのPOVでのみ@PARENTを使用します。)

        • @PREVLEVMBR(Member Name)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序を使用して、同じレベルの前のメンバーを戻します。グローバルPOVでのみ@PREVLEVMBRを使用します。

        • @PREVMBR(Member Name)は、データベース・アウトラインに存在するメンバーの順序を使用して、同じ世代またはレベルの前のメンバーを戻します。(ルールのPOVでのみ@PREVMBRを使用します。)

        • @RSIBLINGSは、指定されたメンバーの右側の兄弟を戻します。(ルールのPOVでのみ@RSIBLINGSを使用します。)

        • @Siblings(Member Name)は、展開して、指定されたメンバーのすべての兄弟を含めます

        • @UDA(Dimension Name, User-Defined Attribute String)は、Oracle Essbaseサーバーでユーザー定義属性(UDA)として定義した共通属性に基づいてメンバーを選択します。

  5. 選択したディメンションのメンバーに関するコメントを入力するには、「コメント」をクリックします。
  6. グリッドに作成したすべてのエントリをクリアするには、「グリッドをリセット」をクリックします。
  7. 「保存」ボタンをクリックします。