増分データ・スライスのマージおよびゼロ値のセルの削除

Oracle Essbase操作の中には、論理クリアやデータのロードなどのようにゼロ値のセルを使用して増分データ・スライスを作成するものがあります。Essbaseでは、増分データ・スライスでの集約はできません。そのため、増分データ・スライスをマージするためにマージ操作を実行する必要がある場合があります。

マージ操作を実行し、ゼロ値のセルを削除するには:

  1. システム・ビュー「データベース・プロパティ」ボタンをクリックし、プロパティをロードする集約ストレージ・データベースを選択します。
  2. エンタープライズ・ビューでキューブを右クリックし、「マージ・データ」「すべて」「値がゼロのセルを削除」の順に選択します。
  3. 「OK」をクリックしてデータのマージ・アクションを確定します。
    これによってすべての増分スライスがメイン・データベース・スライスにマージされ、値がゼロのセルが削除されます。(データを領域から論理クリアすると、値がゼロのセルになります)。その結果、データベースのサイズが大幅に小さくなります。
    マージが必要ない場合、次のようなメッセージが表示されます: 増分データがないか、すでにマージされています。指定したマージは必要ありません。(マージ・アクションのステータス・ダイアログ・ボックスで「詳細の表示」をクリックすると、完全なメッセージが表示されます。)