マルチディメンション方式を使用したマッピングの作成

マルチディメンション・マッピングを使用すると、複数のソース列値に基づいてメンバー・マッピングを定義できます。この機能を使用すると、ターゲット・アプリケーションで使用可能でないディメンションにデータをロードできます。たとえば、勘定科目ディメンションのマッピングは、エンティティ、製品およびプロジェクトのソース値に基づいて定義できます。マルチディメンション・マッピングでは、ソース値の組合せに基づいてターゲット値を導出します。さらに、ターゲット・アプリケーション登録に、参照ディメンションを追加できます。これらのディメンションは、ターゲット・アプリケーションに存在しないソース・ディメンションを含みます。これらにより、マルチディメンション・フィルタの作成の柔軟性が増します。これで、条件付きのデータ・ロードが容易になります。

注:

マルチディメンショナル・マッピングを使用する場合、ソースは75文字以下である必要があります。

複数のディメンションを使用してマッピングを作成するには:

  1. 「ワークフロー」タブの「データ・ロード」で、「データ・ロード・マッピング」を選択します。
  2. 「ディメンション」からディメンション名を選択します。
  3. 「マルチ・ディメンション」タブを選択します。
  4. 「マルチ・ディメンション」で、「編集」をクリックします。
  5. 「ルール名」で、ルールの名前を入力します。
  6. 「ターゲット値」で、ターゲット・ディメンション・メンバーを指定します。
    イメージは「検索」ボタンを示しますをクリックして、ターゲット値を選択することもできます。

    マルチディメンショナル・マッピングのターゲット値は、明示的なメンバー名である必要があります。ワイルドカードまたは特殊文字はサポートされません

  7. ソース勘定科目の値の符号を反転するには、「符号の変更」を選択します。
  8. 「説明」にマッピングの説明を入力します。
  9. 「追加」をクリックして、マッピング条件を指定するための空白行を作成します。
  10. 「ディメンション」で、追加するディメンションを選択します。
  11. 「条件」で、値をマッピングする方法を選択します。

    使用可能な条件:

    • 明示

    • 範囲

    • 類似

    • 含む

  12. 「値」で、ディメンション・メンバー名を指定します。
  13. ステップ9から12までを繰り返して、複数の条件を指定します。
  14. 「ルールに適用」を選択すると、マッピングがロケーション内の特定のデータ・ルールのみに適用されます。

    同じロケーションのこれ以外のデータ・ルールには、マッピングは適用されません。

    デフォルトでは、あるロケーションで指定されたマッピングはロケーション内のすべてのデータ・ルールに適用可能です。

  15. 「保存」をクリックします。