PlanningおよびEssbaseのソース・パラメータの定義

PlanningOracle Essbaseがソース・システムの場合、データの同期には追加でソース・パラメータを指定できます。

注:

Financial Consolidation and Closeでは、インポート処理時に勘定科目ディメンションを他のディメンションに連結できないことに注意してください。

ソース・オプションを定義するには:

  1. 「ワークフロー」タブの「データ・ロード」で、「データ・ロード・ルール」を選択します。
  2. 「データ・ロード・ルール」で、PlanningソースおよびEssbaseソースのデータ・ロード・ルールを選択して「追加」をクリックします。
  3. 「ソース・パラメータ」タブを選択します。
  4. (Planningのみ): 「データの抽出オプション」で、抽出するメンバー・データのタイプを選択します。

    メンバーは、計算に対してどのようなフラグが設定されているかに応じて、抽出できます。メンバーに「保管済」のフラグが設定されている場合、計算後、計算されたデータ値はそのメンバーと一緒にデータベースに保管されます。メンバーに「動的計算」のタグが付いている場合、そのメンバーのデータ値は取得時に計算されます。

    注:

    「データの抽出」オプションの以前の名前は、「動的算出データの抽出」でした。

    使用可能なオプション:

    • すべてのデータ - 保管されている値と、密ディメンションと疎ディメンションの両方について動的に計算された値が抽出されます。

      「すべてのデータ」オプションは常に表示されますが、次の場合のみ機能します:

      • ASOレポート・アプリケーション
      • Planningおよびハイブリッドが有効なPlanningモジュール
    • 保管された動的算出データ - 疎ディメンションは除き、密ディメンションについてのみ、保管されている動的に計算された値が抽出されます。

    • 保管済データのみ - 保管されているデータのみを抽出します。動的に計算された値は、このタイプの抽出には含まれません。

    注:

    「データ・ロード・ルール」画面で「動的算出データの抽出」オプションを「はい」に設定し、リーフ・レベル・メンバーの(レベル0)「データ・ストレージ」を「動的」に設定すると、抽出プロセスでデータが選択されなくなります。データが選択されるようにするには、メンバーの「データ・ストレージ」を「動的」以外に設定して、ソース・アプリケーションからの選択に値が含まれるようにします。
  5. 「データの精度」で、エクスポートされる数値で表示される小数点以下の桁数を指定します。

    データ精度とは、精度(正確さ)を重視した数値データのことです。データ値のサイズおよび小数点以下の桁数に応じて、数値フィールドによっては指数形式(678123e+008など)で書き込まれることがあります。非常に大きい値から非常に小さい値までデータに幅がある場合、データ精度の使用もあり得ます。通常、出力ファイルは小さめであり、データ値の正確さは高めです。

    このオプションのデフォルト値は16です。

  6. 「データの小数点以下の桁数」で、エクスポートする小数点以下の最大桁数を指定します。

    0から16の値を指定します。値を指定しないと、エクスポートするデータの小数点以下の桁数(最大16桁)が使用されるか、「データの精度」オプションに値が指定されている場合はそれによって決まる値が使用されます。

    このパラメータは、読みやすさを重視して使用します。出力データはストレート・テキスト形式です。データの小数点以下の桁数に関係なく、指定した数値が出力されます。特にデータの範囲が非常に大きい値から非常に小さい値に及ぶ場合、データが(整数部および小数部で)正確さを失う可能性があります。

    デフォルトでは、数値データには16桁がサポートされています(小数部の桁を含む)。「データの精度」と「データの小数点以下の桁数」オプションをどちらも指定すると、「データの精度」オプションが無視されます。

  7. 「保存」をクリックします。