ドリル・スルーの使用

データ管理は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudアプリケーションからアプリケーションへのドリル・スルーを可能にするフレームワークを提供します。データ値のソースを理解する場合、またはワークスペースを終了せずに値の非常に細かい詳細が必要な場合に、ドリル・スルーを使用します。

データ管理を使用してデータをEPM Cloudターゲット・アプリケーションにロードする場合、オプションのドリル領域フラグを指定できます。「はい」に設定すると、実際のデータに加えてドリル領域定義がターゲット・アプリケーションに渡され、セルがドリル可能であることが示されます。

リーフ・レベルまたはサマリー・レベルでドリル・スルーできます。サマリーからドリルダウンすると、Planningデータ・フォームまたはレポートでサマリー・メンバーを表示し、数字を構成する詳細ソース・データを表示できます。この機能を使用するには、「アプリケーション・オプション」タブで「サマリーからのドリルを有効にします」オプションを選択します。このオプションを有効にし、「ドリル領域の作成」オプションを「はい」に設定した状態でデータをロードすると、「ドリル」アイコンがサマリー・レベルで有効になります。1つのディメンションに対して、ドリルできる下位メンバーの数は1000に制限されています。サマリーからドリルダウンを実行すると、ソース・データとターゲット・データが別々のタブに表示されます。

EPM Cloudアプリケーションからドリル・スルーすると、別のワークスペース・タブにランディング・ページが表示され、EPM Cloudアプリケーション内の選択したセルからの金額を構成するすべての行が示されます。このランディング・ページから、ソース・ドキュメントを開いたり、定義されたソース・システムのランディング・ページへのドリルスルーを続行できます。

URLに基づいたドリル・スルーでは、データが存在するサーバーに接続する必要があります。ドリル・スルーは、データ管理を介してロードされたデータに対してのみ実行できます。また、ターゲット・アプリケーションでドリル・スルーが使用可能なため、ドリル・スルーが機能するためには、データ・ロード・マッピングに明示的なマッピングが少なくとも1つ含まれている必要があります。

注:

ドリル・スルー機能は、次にロードされた為替レート・データに対してはサポートされません。
  • Financial Consolidation and Close
  • Tax Reporting
  • Planningモジュール
  • Planning