グリッド視点(POV)は、グリッド・レベルのユーザー視点です。グリッドPOVを使用すると、行、列またはページの交差にディメンションを配置しなくても、グリッドにディメンションのメンバーを指定できます。これにより、レポートを表示または印刷するユーザーが使用できるメンバーを制御または制限できます。グリッドPOVを設定すると、レポートが実行されるたびにユーザーPOVを要求されなくなります。グリッドPOVでディメンションを指定したら、参照者がメンバーを選択する方法を決定できます。
デフォルトで、グリッドPOVはユーザーPOVにあるすべてのディメンションを使用するように設定されます。ユーザーPOVとは異なる選択を持つために1つ以上のディメンションが必要な場合、グリッドPOVのディメンションを選択でき、レポートではユーザーPOVではなくグリッドPOVが使用されます。
ヒント:
レポートのパフォーマンスを向上するには、グリッド全体で行、列またはページ軸に1つのメンバーのみを選択した状態でディメンションを使用しないでください。セルの数が増える可能性はありませんが、問合せ全体のオーバーヘッドが増大します。代替変数であるディメンション、または1つのメンバーに設定されているディメンションは、POV内に保持してください。エンド・ユーザーがメンバーを変更できる視点ディメンションの場合、ユーザー視点を使用します。メンバーが特定の選択で固定されたままになる視点ディメンションの場合、グリッド視点を使用します。