Planningデータベース・ソースのメンバーのアクセス権

Financial Reporting Web Studioでは、メンバーに対するアクセス権が付与されます。

アクセス権は次のディメンションのメンバーに対して有効です。

  • 勘定科目

  • エンティティ

  • シナリオ

  • バージョン

「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスには、アクセス権に関係なく、Planningデータベース接続のすべてのメンバーが表示されます。そのため、レポートの実行時に戻されないメンバーをグリッドに配置できます。選択したメンバーは、レポートの出力に影響します。たとえば、視点またはページ軸でユーザーがアクセスできないメンバーを選択すると、エラー・メッセージが戻されます。

次の4つのシナリオで、グリッドのディメンションやメンバーに有効なものと無効なものが含まれている場合に、どのような値が戻されるかについて説明します。次のシナリオでは、Planningデータベース接続を使用してレポートを実行し、次のディメンションとメンバーのアクセス権を持っているものとします。

  • 勘定科目: 販売、利益

  • バージョン: 第1版、第3版、最終版

  • エンティティ: 北部、カナダ

  • シナリオ: 予算

シナリオ1

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 予算

このイメージは、ユーザーがPlanningディメンションとメンバーへのアクセス権を持っている場合の結果を示しています。

中部や南部、第2版のアクセス権を持っていないので、次のようなレポートになります。

ページ: 予算

このイメージは、ユーザーが完全なアクセス権を持っていない場合の結果を示しています

シナリオ2

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 実績

このイメージは、ユーザーが特定のグリッドのレポートを実行した場合の結果を示しています。

グリッドのページ軸のシナリオ・ディメンションへのアクセス権がなく、実績メンバーはシナリオ・ディメンションにあるため、ページは表示されず、アクセス権に関するエラー・メッセージが戻されます。

シナリオ3

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 予算

このイメージは、ユーザーが特定のグリッドのレポートを実行した場合の結果を示しています。

行のエンティティのアクセス権を持っていないので、ページは表示されず、アクセス権に関するエラー・メッセージが戻されます。

シナリオ4

次のグリッドに基づいてレポートを実行します。

ページ: 予算

このイメージは、ユーザーが完全なアクセス権を持っていない場合の結果を示しています。

レポートによって次のデータが戻されます。

ページ: 予算

このイメージは、ユーザーが完全なアクセス権を持っていない場合の結果を示しています。