式の行および列の定義

式は、グリッド参照、算術関数および算術演算子の組合せで構成されます。グリッド参照は、計算で現在のグリッドまたは別のグリッドからの値を使用します。グリッドの式の行、式の列、式のセル、または式のセルの範囲で算術式を定義できます。たとえば、1つ以上の行を追加する式を作成できます。あるいは、2つの行を乗算し、3番目の行を追加して結果を表示できます。式で使用できる算術関数の説明は、算術関数を参照してください。

式の行または列を定義するときは、次のことに注意してください。

  • 式の結果は、指定された1つ以上のセルの基礎となるデータ値に基づいて計算されます。式で使用されるセルが、位取りを使用するようにフォーマットされている場合、式の結果がセルに表示されている値と異なることがあります。式では、基礎となるフォーマットされていないデータ値が使用されるためです。

  • デフォルトでは、データなし(#MISSING)のセルは、"IfNonNumber"プロパティを使用して異なる値を指定しないかぎり、式でゼロ(0)とみなされません。除算を使用する式では、エラーが戻されます。

  • 算術プロパティを指定するには、ドット表記を使用します。ドット表記は、グリッドのプロパティまたは別のプロパティを指定する構文です。プロパティ名の後ろにピリオド( . )を使用してプロパティを指定します。