サーバー設定の管理

サーバー値はFinancial Reportingのサーバー側の設定とプロパティで、Financial Reportingレポートのグローバルな動作を制御します。

サービス管理者がFinancial Reporting Web Studioでサーバー設定を編集できます。

注:

  • レポート・デザイナではサーバー設定を変更できません。
  • Financial Reporting Web StudioのFusion Editionではサーバー設定を使用できません。

Financial Reporting Web Studioでサーバー設定を編集するには:

  1. 「ファイル」「管理」「サーバー」の順に選択します。
  2. 「設定」タブで、次のプロパティを編集します:
    プロパティ名 デフォルト値 説明
    式にゼロの値がありません false 式の計算内で欠落している値をゼロとして処理するかどうかを指定します。
    • falseに設定した場合、式の計算内で欠落している値はゼロと同じではありません。
    • trueに設定した場合、式の計算内で欠落している値はゼロとして処理されます。
    ワークスペース・プリファレンスでのメンバー選択フィルタの表示 true ユーザーPOVのFinancial ReportingプリファレンスでFilterBySecurity設定を変更します。
    • falseに設定した場合、ユーザーはFilterBySecurity設定を変更できず、アクセス権がないメンバーを表示できません。
    • trueに設定した場合、Financial ReportingのユーザーPOVプリファレンスでFilterBySecurity設定を変更でき、アクセス権がないメンバーを表示できます。
    バッチ出力ファイルへのタイムスタンプ接尾辞の追加 true バッチ・レポートのバースト時にタイムスタンプ接尾辞をバッチ出力ファイルに追加するかどうかを指定します。
    計算の最大反復数 10

    すべてのグリッドとセルの計算の最大反復回数を指定します。(有効な値は1-9です。)

    グリッドの計算プロセスでは、参照の優先順位により、セルを複数回評価する場合があります。これはほとんどの場合、他のグリッドへの参照があるグリッドで発生します。循環参照がなく、計算セルでエラーが戻された場合、反復回数を増やすと問題が解決する場合があります。

    ノート: 数値を大きくすると、グリッドの実行パフォーマンスが低下することがあります。

    ゼロ用の小数点桁数 2 ゼロ(0).とみなされるために必要な小数点以下桁数(有効な値は1-9です。)
    抑制時のゼロ用の小数点桁数 5

    条件付き抑制および条件付きフォーマットにおける数値がゼロかどうかを特定するとき、小数点以下何桁が評価されるか。(有効な値は1-9です。)

    「0」の値に対して条件付き抑制または条件付きフォーマットを設定するとき、その値が絶対値ゼロ(0)と比較されます。たとえば、デフォルトのプロパティの5を使用すると、0.00001の値はゼロとみなされます。

    Excelエクスポートの最大ページ・メンバー数 100 Excelにエクスポートできる最大ページ・ディメンション・メンバー数を指定します。
    最大電子メール添付サイズ 10 バッチ・スケジューラを使用してブックを電子メール送信する場合の電子メール添付の最大サイズ。
    チャートのプロットでデータ値を無視 なし

    チャートで#MISSING、#ERRORおよび#ZEROの値を処理する方法を定義します。

    • NONE: #MISSING、#ERRORおよび#ZEROの値はチャートに表示されません。

    • ERROR: #ERROR値のプロット値はゼロとしてチャートに表示されます。

    • ZERO: #ZERO値のプロット値はゼロとしてチャートに表示されます。

    • MISSING: #MISSING値のプロット値はゼロとしてチャートに表示されます。

    • ERROR & MISSING: #ERROR値および#MISSING値のプロット値はゼロとしてチャートに表示されます。

    • ERROR & ZERO: #ERROR値および#ZERO値のプロット値はゼロとしてチャートに表示されます。

    • MISSING & ZERO: #MISSING値および#ZERO値のプロット値はゼロとしてチャートに表示されます。

    • MISSING & ZERO & ERROR: #MISSING値、#ZERO値および#ERROR値のプロット値はゼロとしてチャートに表示されます。

    関連コンテンツURL起動モード post

    関連コンテンツURLに対するHTTP要求のタイプを定義します。

    デフォルトの起動方法はHTTP postです。関連コンテンツURLがpost要求をサポートしないシナリオでは、サーバー設定をHTTP getに変更します。

    デフォルト・シート名を使用してExcelにエクスポート false

    エクスポート時、Excelシート名を制御します。

    • falseに設定すると、Financial Reportingのレポート名がシート名に使用されます。

    • trueに設定すると、Excelのデフォルト名(Sheet1、Sheet2など)がシート名に使用されます。

    改ページを無視してExcelにエクスポート true

    Excelにレポートをエクスポートする際の改ページの処理方法を定義します。

    • trueに設定した場合、レポートは、レポート内の改ページ定義を無視して単一シートとしてExcelにエクスポートされます。

    • falseに設定した場合、レポートは、レポート内の改ページ定義に基づいて複数シートとしてExcelにエクスポートされます。

    1つのシートでExcelにエクスポート false

    Excelの物理ページのエクスポート方法を定義します。

    • trueに設定した場合、物理ページはExcelの単一シートにエクスポートされます。

    • falseに設定した場合、物理ページは個別のシートにエクスポートされます。

    物理ページを複数シートでExcelにエクスポート false

    複数の物理ページを含むFinancial ReportingレポートをExcelにエクスポートする方法を定義します。この場合、1つの物理ページはPDFプレビューの単一ページと同じです。

    • trueに設定した場合、複数の物理ページを含むレポートは、それぞれ異なるシートにエクスポートされます。

    • falseに設定した場合、複数の物理ページを含むレポートは、1つのシートにエクスポートされます。

    次より古いバッチ・ジョブのクリーンアップ なし

    バッチ・ジョブおよびそのファイルが削除されるまでリポジトリに保持される期間を定義します。次のオプションがあります:

    • なし

    • 7日間

    • 15日間

    • 20日間

    • 30日間

    バッチ・クリーンアップ・プロセス間隔 なし

    バッチ・クリーンアップの間隔を定義します。次のオプションがあります:

    • なし

    • 7日間

  3. 「OK」をクリックします。