レポート・オブジェクトの位置設定とは、Financial Reporting Web Studioでレポートを設計する際に希望する位置にオブジェクトを配置することです。たとえば、テキスト・ボックスをレポートの左上に配置し、グリッドをレポートの中央に配置できます。オブジェクトの配置の仕方によって、オンライン・レポートおよび印刷ページが影響を受けます。
含まれるデータ量に応じてレポート・オブジェクトのサイズは変わるため、レポートの位置設定は重要です。
レポート・オブジェクトの位置は、他のレポート・オブジェクトとの相対で設定できます。たとえば、特定のレポート・オブジェクトの上にあるレポート・オブジェクトのサイズが増減する場合、その特定のレポート・オブジェクトは、他のレポート・オブジェクトとの距離を同じに保つために、必要に応じて移動します。レポート・オブジェクトの位置を設定しないと、レポート・オブジェクトは他のレポート・オブジェクトのサイズの増減に関係なく、現在の位置に出力されます。
オブジェクトが重なっている場合、レポートのレイアウト時にオブジェクトを編成できます。オブジェクトが重なっている場合は、レポート・オブジェクトを背面(別のオブジェクトの後ろ)または前面(別のオブジェクトの前)に移動できます。
重なった複数のオブジェクトを操作する場合は、オブジェクトのレイアウトに無関係にレポートを印刷できます。たとえば、テキスト・ボックスの一部がチャートに重なっていたり、チャートのレイヤーが、互いの上に配置されている場合もレポートを印刷できます。ただし、重なったオブジェクトはFinancial Reporting Web Studioで表示されているようには印刷されず、レポートの設計でオブジェクトを再配置する必要がある場合があることに注意してください。
レポート・オブジェクトを配置するには、次のいずれかを行います。
レポート・オブジェクトをクリックし、希望の位置にドラッグします。
レポート・オブジェクトを選択し、オブジェクトの「プロパティ」の「位置」で、レポート内のオブジェクトの横方向および縦方向の位置を選択します。