Essbaseハイブリッド・ブロック・ストレージ・オプション(BSO)キューブの有効化

ハイブリッドBSOキューブでは、BSO機能に加えて、いくつかの集約ストレージ・オプション(ASO)機能がサポートされます。ハイブリッド・キューブには、データベースとアプリケーション・サイズの縮小、キューブのリフレッシュ・パフォーマンスの向上、データのインポートとエクスポートの高速化、ビジネス・ルールのパフォーマンスの向上、ビジネス・プロセスの日次メンテナンスの高速化など、多くのメリットがあります。

リリース21.04以降、Sales PlanningではEssbaseハイブリッド・ブロック・ストレージ・オプション(BSO)キューブがサポートされます。ユーザーが作成するすべての新規アプリケーションは、自動的にハイブリッド・モードが有効になった状態で作成されます。

リリース21.04より前に作成したアプリケーション、またはリリース21.04より前にプロビジョニングされたリリースを使用して作成した新規アプリケーションでは、Essbaseハイブリッド・ブロック・ストレージ・オプション(BSO)キューブをサポートするためのハイブリッド・モードがまだ有効になっていない場合、ユーザーが有効にできます。

Note:

キー・アカウント・プランニングでは、ハイブリッド・モードが有効になっている必要があります。

前提条件: 目標プランニングで、「動的計算」に設定されているすべての疎ディメンションの親の設定を「保管」に変更します。

既存のアプリケーションのハイブリッド・キューブを有効化するには:

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「概要」の順に選択します。
  2. 「アクション」から、「ハイブリッド・モードの有効化」を選択します。

ハイブリッド・モードのノート:

  • ご使用のサブスクリプションがハイブリッド対応のEssbaseを使用するようにデプロイされていない場合、「ハイブリッド・モードの有効化」オプションは表示されません。まずEssbaseをアップグレードしてから、ハイブリッド・モードを有効にする必要があります。Essbaseバージョンのアップグレードは、recreate EPM自動化コマンドを使用するセルフサービス操作です。

    Essbaseのアップグレードの詳細は、再作成を参照してください。

  • 目標プランニングで疎ディメンションの親が「動的計算」に設定されている場合、ハイブリッドを有効にすると検証エラー・メッセージが表示されます。
  • ハイブリッド・モードを有効にした後は、目標プランニングで疎ディメンションの親を「動的計算」にできません。

詳細は、次を参照してください:

  • Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイドEPM CloudのEssbaseについて

  • Oracle Enterprise Performance Management Cloud EPM自動化の操作recreate

Note:

Sales Planningではハイブリッド・キューブがサポートされるため、ハイブリッド・モードが有効な場合、自動予測を使用して自動的に実行されるように予測を設定できます。詳細は、自動予測を使用して自動的に実行する予測の設定を参照してください。