接続URLマッピングの管理について

接続URLマッピングを使用すると、環境間の移行が可能になります。管理者が、古い接続URLを新しいURLに置き換えるマッピングを構成します。「プライベート接続」ドロップダウン・メニューからマッピングを管理するには、「URLマッピングの管理」オプションを選択します。

マッピング後、Microsoft Excelを再度開くと、プライベート接続と名前付き接続が即座に新しいURLに移行します。この新しいマッピングは、マッピングを削除しても存続します。これらのプライベート接続を使用する関数を伴う保存済のワークブックでは、引き続き新しいURLが使用されます。

アド・ホック・グリッドが含まれている保存済のワークブックの操作

  • URLの再マッピングを構成してから(1回のみ)、Microsoft Excelを再起動します。古いURLを使用していたすべてのワークブックで、自動的に、新しいURLが使用されるようになります。リフレッシュおよびその他の操作が正常に完了するためには、アプリケーション、キューブ名およびアウトラインを同じままにする必要があります。

    つまり、マッピングが作成された後、Excelを再起動し、ワークブックを開いてリフレッシュし、ワークブックを保存します。これにより、ワークブックで常に新しいURLが使用されるようになります。その後、新しいマッピングを使用するワークブックを開いたときには、必ず、そのワークブックでリフレッシュを実行して保存するようにしてください。

  • ベスト・プラクティスとして、保存されたワークブックのアド・ホック・シートで新しいURLが保持されるようにするには、リフレッシュを実行してワークブックを保存する必要があります。名前付き接続と名前のない接続の両方について、リフレッシュして保存した後でマッピングを削除しても、新しいURLが引き続き使用されます。
  • マッピングを削除する予定があり、保存済シートの名前のない接続でもやはり新しいURLが使用されるようにする必要がある場合は、各シートをアクティブ化してリフレッシュしてから、ワークブックを保存する必要があります。ベスト・プラクティスとして、「すべてのワークシートのリフレッシュ」コマンドを使用してからワークブックを保存することをお薦めします。
  • シートをリフレッシュして保存する前にマッピングを削除した場合は、古いURLが使用されます。
  • シートをリフレッシュして保存した後にマッピングを削除した場合は、新しいURLが引き続き使用されます。

制限事項

  • Oracle Business Intelligence Enterprise EditionおよびOracle Analytics Cloudはサポートされていません。
  • Oracle Hyperion Financial Management: マッピングは、クラスタ名およびアプリケーションが新しい環境と古い環境で同じである場合にのみ機能します。
  • Oracle EssbaseオンプレミスEssbaseクラウド: クラウド環境で作成されたシートは、オンプレミス環境では機能しません。または、オンプレミス環境で作成されたシートは、クラウド環境では機能しません。
  • ネストしたURLマッピングはサポートされていません。
  • 適切なURLを入力していることを確認してください。URLエントリは検証されないため、誤ったURLエントリが入力される可能性があります。