監査証跡について

データ・ソース・タイプ: Oracle Essbaseクラウド

監査証跡はEssbaseキューブに対するユーザー・アクティビティを追跡します。

Oracle Smart View for Officeでは、Essbaseに接続した際のデータの入力を追跡できます。たとえば、監査証跡をアクティブ化すると、アド・ホック・グリッドのすべての書込み可能セルにあるデータの更新と発行を追跡して、監査証跡のリスト項目として表示できます。

Smart Viewは、監査証跡アクティビティをSmart Viewパネル内のペインに記録します。キューブに接続した後で、アクション・パネルで「監査証跡」を選択して「監査証跡」ペインにアクセスします。

図30-1 アクション・パネルのコンテキスト・メニューでの「監査証跡」の選択


Basicデータベースの選択が表示されている、プライベート接続のSmart Viewパネル。アクション・パネルで「詳細」項目を選択すると、ポップアップ・コンテキスト・メニューにさらにメニュー項目の選択肢が表示されます。「監査証跡」メニュー項目が強調表示されています。

「監査証跡」ペインはSmart Viewパネル内に表示されます。例:

図30-2 「監査証跡」ペインの例

「監査証跡」ペインはSmart Viewパネルの一番下に表示されます。「日付/時間」、「新規の値」および「POV」という列見出しがあるアクティビティ・エントリのリストが表示されます。リストの最初の項目が選択されています。このペインの一番下には、POVやアクションの結果など、選択したアクティビティの説明が表示されます。

追跡したユーザー・アクティビティごとに次の情報が格納されます。

  • ユーザーID

  • 日付/時間

  • 操作のタイプ

  • コメント/リンク・レポート・オブジェクト(LRO)

  • 新しい値

  • 古い値

  • POVメンバー

「日付/時間」、「新規の値」、「LRO」および「POV」のみが「監査証跡」ペインに表示されます。「監査証跡」内でログ・エントリを選択すると、ペインの一番下にその他の情報が表示されます。エントリの詳細をエクスポートすると、そのエントリのすべえの情報を確認できます。

「監査証跡」ペインのログ・エントリのリストをリフレッシュすることや、選択したエントリを別のシートで開いて、そのエントリのPOVを表示することもできます。