Smart ViewとSmart View (Macおよびブラウザ)の間でのフォームおよびアド・ホック・グリッドの互換性を持った操作

Smart ViewおよびSmart View (Macおよびブラウザ)の両方で、互換性がある方法で同じフォームおよびアド・ホック・グリッドを操作できます。

クラウド・データ・ソース・タイプ: Enterprise Profitability and Cost ManagementFinancial Consolidation and CloseフリーフォームPlanningPlanningモジュールTax ReportingOracle Essbase

23.100以降、フォームおよび通常のアド・ホック・グリッド(標準モード)の互換性が、Smart View for OfficeとSmart View for Office (Macおよびブラウザ) 23.04以上の間でサポートされています。Oracle Enterprise Performance Management Cloudフォーム、EPM Cloudアド・ホック・グリッドおよびEssbaseアド・ホック・グリッドには互換性があり、Smart View for OfficeとSmart View for Office (Macおよびブラウザ)の間でフォームやアド・ホック・グリッドを簡単に操作できます。

例:

  1. デスクトップ・バージョンのMicrosoft Excel上のSmart Viewでフォームまたは通常のアド・ホック・グリッドを開き、POVを変更し、リフレッシュまたは送信してシートを閉じます。
  2. 次に、Smart View (Macおよびブラウザ)を使用してMacまたはブラウザ上のExcel 365で同じフォームまたはグリッドを開き、操作を開始する前に最初に「リフレッシュ」をクリックします。
  3. POV選択がシート内で保持されており、作業を続行できることを確認します。
  4. Smart View (Macおよびブラウザ)でPOVに変更を加えたら、「リフレッシュ」をクリックして変更を保存します。Smart Viewでフォームを再度開くと、変更を確認できます。

両方のSmart View製品間の互換性により、Smart Viewで次のようになります:

  • フォームまたはアド・ホックのシートのタイプが識別されます
  • 両方の製品で同じシート情報が表示されます
  • 同じPOVおよびページ選択が保持されます
  • 保存、リフレッシュまたは送信されたものと同じデータが表示されます
  • 「Smart Viewのオプション」の「データ・オプション」および「メンバー・オプション」で設定されたプリファレンスが保持されます

Note:

複合フォーム、フレックス・フォームおよび複数グリッド・アド・ホック・ワークシートは、Smart View製品間でまだ互換性がありません。

Smart View for Officeでの互換性の有効化

Smart View for Office (Macおよびブラウザ)では、この互換性は常に有効ですが、Smart View for Officeでは、サービス管理者が互換性を有効にする必要があります。

Smart View for Officeの互換性は、次の方法で有効にできます:

「ヘルス・チェック」ダイアログから:

これは、Smart Viewユーザー・インタフェースから互換性を有効にする簡単な方法です。Smart Viewのリボンで、「ヘルプ」の横にある矢印をクリックし、「ヘルス・チェック」を選択します。「ヘルス・チェック」ダイアログでは、「互換性」設定は「Smart Viewオプション」の下にあり、デフォルトでは「使用不可」になっています。

  • 有効にするには、「修正/更新/ヘルプ・リンク」列をクリックし、「使用可能」を選択してから「設定の更新」をクリックします。
  • 無効にするには、「修正/更新/ヘルプ・リンク」列をクリックし、「使用不可」を選択してから「設定の更新」をクリックします。

ヘルス・チェック設定の詳細は、システムのヘルス・チェックの実行を参照してください。

properties.xmlファイルから:

サービス管理者は、Smart Viewのproperties.xmlファイルにあるJSONMetadata365URLプロパティに対するコメントを解除するか有効にすることで、互換性を有効にできます。このファイルは、<Smart View Install>/cfgフォルダ(C:\Oracle\SmartView\cfgなど)にあります。また、「URLマッピングの管理」オプションを使用して、検出した接続URLをSmart View for Officeの実際の接続URLにマップする必要がある場合があります。詳細は、接続URLマッピングの管理を参照してください。

Smart View製品間の動作の互換性に関するベスト・プラクティス

Smart View製品間の互換性に関する次のベスト・プラクティスを考慮してください:

  • Smart View for Office (Macおよびブラウザ)でSmart View for Officeのフォームまたはアド・ホック・グリッドを開く場合、またはその逆でフォームまたはアド・ホック・グリッドを開くときは常に、シートで操作を開始する前に最初に「リフレッシュ」をクリックすることをお薦めします。
  • セル・スタイル間で競合が発生する可能性があるため、Smart View for OfficeおよびSmart View for Office (Macおよびブラウザ)の両方で同じフォームまたはアド・ホック・グリッドを同時に開いたままにしないことをお薦めします。
  • Smart View for Officeのフォームまたはアド・ホック・グリッドを含むワークブックを作成し、それらをSmart View for Office (Macおよびブラウザ)で開く場合、Planningのリボンなどの関連プロバイダ・コンテキスト・リボンを起動するために、最初に「Smart Viewホーム」パネルを開き、「リフレッシュ」をクリックするか、別のシートを開く必要があります。