バージョンのコピー

サービス管理者は、データを1つのボトムアップまたは選択済シナリオのターゲット・バージョンから他のボトムアップまたは同じシナリオ内のターゲット・バージョンへコピーできます。

データ・ソース・タイプ: PlanningPlanningモジュール

注:

Oracle Enterprise Performance Management Cloud 21.12から、「バージョンのコピー」コマンドを使用できるのはサービス管理者のみです。

たとえば、「ベスト・ケース」バージョンを作成し、そのバージョンの一部またはすべてのデータを「ワースト・ケース」バージョンへコピーし、新規バージョンの開始点をすばやく作成できます。

ボトムアップ・バージョンとターゲット・バージョン間でのコピーは可能ですが、

  • ボトムアップ・バージョンにコピーすると、選択したレベル0のメンバーのみがコピーされます。

  • ターゲット・バージョンにコピーすると、選択したすべてのメンバーがコピーされます。

  • 承認済プランニング・ユニット内のデータ保護のため、バージョンのコピーを行っても承認済のプランニング・ユニットにはコピーされません。

注:

データをコピーするには、コピーするデータの基準を指定するときに、シナリオ、勘定科目、エンティティ、期間およびバージョン・ディメンションの少なくとも1つのメンバーを選択する必要があります。

バージョンをコピーするには:

  1. アクションを実行して「バージョンのコピー」ダイアログ・ボックスにアクセスします。
    • Oracle Hyperion PlanningフォームのPlanningのリボンで、「バージョンのコピー」を選択します。

    • アド・ホック・グリッドから、アプリケーション名を右クリックします

  2. 「シナリオ」から、コピーするシナリオを選択します。
  3. 「コピー元」から、ソース・バージョンを選択します。
  4. 「コピー先」から、宛先のバージョンを選択します。
  5. 「実行」をクリックし、選択したソース・バージョンの使用可能なエンティティ(プランニング・ユニット)を表示します。
  6. 矢印キーを使用して、「使用可能なエンティティ」から、エンティティを選択します。「プロセス・ステータス」が、「開始していません」または「第1パス」のエンティティをコピーできます。
  7. オプション: 関連情報をコピーするには、次のオプションのいずれかを選択します。
    • 勘定科目注釈のコピー。選択されたエンティティの注釈のみがコピーされます。ボトムアップ・バージョンにコピーする場合は、レベル0のエンティティ(およびその注釈)のみがコピーされます。

    • セル・テキストおよびドキュメント・リンクのコピー

    • サポート詳細のコピー

  8. 「データのコピー」をクリックします。

    注:

    他のWebページをロードする前に、「バージョンのコピー」の完了メッセージが表示されるのを待ちます。

  9. 「取消」をクリックして「バージョンのコピー」ダイアログ・ボックスを閉じます。