POV変更後に式を保存

クラウド・データ・ソース・タイプ: Enterprise Profitability and Cost Management、Financial Consolidation and Close、フリーフォーム、Planning、Tax Reporting

オンプレミス・データ・ソース・タイプ: Oracle Hyperion Financial Management、Oracle Hyperion Planning

「POV変更時に式を保存」オプションを選択すると、POVを変更した後に式が保存されます。リフレッシュ時には、データ・フォームに入力された式は保持され、式の視点のみが変更されます。

Note:

「POV変更時に式を保持」オプションは、Oracle Enterprise Performance Management CloudとOracle Enterprise Performance Management System内のデータ・フォームにのみ適用されます。

フォーム内のExcel式に関する一般的なガイドラインについては、フォームでのExcel式の使用を参照してください。

たとえば、ブックのシート2のセルB4を参照する式をデータ・フォーム・グリッドに挿入したとします。エンティティ・ディメンションは現在、ページPOV内で"Fairfield"に設定されています:

=Sheet2!B4

ここで、同じ式を"Hartford"エンティティにも適用するとします。ページPOV内のエンティティディメンションをFairfieldからHartfordに変更し、データ・フォームをリフレッシュします。すると既存の次の式は保持されます:

=Sheet2!B4

Hartford用のデータがデータ・フォームに取得されます。

「POV変更時に式を保存」オプションを使用しても、データ・フォームの式は影響を受けません。データ・グリッド内の既存の式が保持されます。

ただし、次のような場合には式が失われます:

  • データ・ソース・レベルで設定された抑制オプションによって無効になった交差に式が存在する場合。

  • セルが入力レベルから読取り専用や無効などに変わった場合。

    たとえば、あるデータ・フォーム上の有効なセル参照が別のデータ・フォーム上の読取り専用セルを参照している場合などです。

式が失われた場合、データ・フォームに再び表示されることはありません。入力しなおす必要があります。

POVを変更した後に式を保存するには:

  1. 「Smart View」リボンから、「オプション」を選択し、次に「メンバー・オプション」タブを選択します。

  2. 「POV変更時に式を保存」を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

    この設定は、リフレッシュを行うか、ドリル操作を実行すると有効になります。