複数グリッドのシート内のグリッド範囲の名前を変更し、わかりやすくて意味のある名前を使用して識別できるようにします。
複数グリッド・シートに範囲を設定する場合、Excelではデフォルトで各範囲に名前を割り当てます。名前の範囲に使用される文字列は、特にわかりやすくない可能性があります。たとえば、Vision Plan1キューブに基づいた範囲は、Vision_Plan1_88CA3264
のようになります。よりわかりやすい名前(Business Drivers
など)を付けると、複数グリッドのシート内のアド・ホック・グリッドをユーザーが識別して理解しやすくなります。
Smart Viewの「グリッド範囲名の変更」オプションを使用すると、メタデータと接続を維持したままで、グリッド範囲の名前を変更できます。
Note:
Excelの名前の管理を使用してグリッド範囲の名前を変更することはお薦めしません。メタデータが失われる可能性があります。
Smart Viewの外部でグリッド範囲の名前を変更すると、次のようになります:
- グリッドの接続が切断され、Smart Viewがグリッドを識別できなくなります。
- このようなグリッドに対しては、いかなるグリッド操作も実行できません。
- グリッドは無効とみなされるため、「シート情報」ダイアログでグリッドの詳細を表示できません。
グリッド名変更のガイドライン
グリッド名を変更する際は、次のガイドラインを考慮してください:
- グリッド名で使用できるのは、英数字のみです。特殊文字は使用できません。
- 名前を数字で始めることはできません。
- 名前は254文字以内にする必要があります。
- 名前は各グリッドで一意である必要があります。複数のグリッドに同じ名前を付けることはできません。たとえば、SalesとSALESという名前を持つグリッドは一意とはみなされないため、使用できません。
- 一度に名前を変更できるグリッドは1つのみです。名前を変更するには、特定のグリッド内の少なくとも1つのセルを選択してください。
複数グリッド・シートのグリッド名を変更するには:
- 複数グリッド・シートで、名前を変更するグリッド内の任意のセルを選択します。
- プロバイダ・アド・ホック・リボンで、「詳細」の横にある下矢印をクリックし、「グリッド範囲名の変更」を選択します。
- グリッドの現在の名前を確認し、新しい名前を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 新しい名前を表示するには、次を確認します:
- シート情報: 「シート情報」ダイアログの「関連付けられた範囲」フィールドに新しい名前が表示されます。
- 名前ボックス: シート上部の式バーの横にある名前ボックスの下矢印をクリックします。新しいグリッド名が、グリッドのセル範囲とともにリストに表示されます。