アド・ホック・グリッドでのメンバー保持および除去

メンバーおよび関連付けられたデータをアド・ホック・グリッドに保持したり、グリッドから除去できます。

保持するメンバーの選択

グリッドで保持するメンバーを選択するには:

アド・ホック・グリッドで、保持するメンバー・セルを選択します。
プロバイダ・アド・ホックのリボンの「分析」セクションから、「選択項目のみ保持」を選択します。

グリッドのその他のメンバーは除去されます。

削除するメンバーの選択

グリッドで削除するメンバーを選択するには:

アド・ホック・グリッドで、削除するメンバー・セルを選択します。
プロバイダ・アド・ホックのリボンの「分析」セクションから、「選択項目のみ削除」を選択します。

グリッドの選択したメンバーがすべて削除されます。

注:

ネイティブ・モードでは、「選択項目のみ削除」または「選択項目のみ保持」を実行すると、アド・ホック・グリッドに挿入された空白行はすべて削除されます。

ネイティブ・モードとは、アプリケーションの「Smart Viewアド・ホック動作」設定を指します。EPM Cloud Webで、管理者がこのオプションを設定します。接続しているアプリケーションがネイティブ・モードで実行されている場合、「Smart Viewアド・ホック動作」は「ネイティブ」に設定されます。

保持および除去の例

「選択項目のみ保持」および「選択項目のみ削除」の結果は、選択したグループがグリッド内で評価される方法によって異なります。グループは、グリッドの下に行として、またはグリッドを超えて列として、複数のディメンションで構成されます。

「選択項目のみ保持」または「選択項目のみ除去」コマンドを使用するには、選択されたメンバーがメンバーのグループに属し、関連付けられている必要があります。メンバーは、グループを考慮するのに同じディメンションである必要はありません。選択したメンバーは、グループの最小または最後のメンバーにしないでください。

たとえば、New York、Florida、ConnecticutおよびNew Hampshireという個々のグループについて考えてみます。いずれもJanuaryメンバーを含んでいます。それらの4つの州のJanuaryのデータを保持します。ただし、「Jan」を選択して「選択項目のみ保持」をクリックすると、グリッドは変更されません。これはJan自身がグループではないためです。Janは、実際にはMarketディメンションを起源とするグループのメンバーで、New York、Florida、ConnecticutおよびNew Hampshireグループに属してもいます。

図10-2 列AにMarketメンバー、列BにYearメンバーを使用したグリッド